キャバ嬢にとって、時給にプラスして支給されるバックは、より高い報酬を稼ぐためにも重要なポイントです。
しかし、何も策を練らないままだと、価格が高めのシャンパンをお客さんに入れてもらうのは難しいでしょう。
そこで今回は、キャバクラでお客さんに高いシャンパンを入れてもらうための方法について、いくつかのテクニックを紹介します。
自然に、なおかつお客さんとの関係性をキープしたままでシャンパンを入れてもらうことができれば、より効率的に稼ぐことができるでしょう。
Contents
シャンパンを入れてもらうと、どんないいことが起こるのか?

そもそも、キャバ嬢がお客さんからシャンパンを入れてもらうことで、どのようなメリットがあるでしょうか。
ここでは、キャバ嬢側とお客さん側それぞれの視点から、シャンパンをボトルで入れることのメリットについて紹介します。
キャバ嬢にボトルバックが入る
キャバ嬢にとっての一番のメリットは、何と言ってもボトルバックという大きな収入が入ることでしょう。
ボトルの注文が入った時点で、ボトル1本の価格の20%程度がキャバ嬢の報酬として返ってくるのがボトルバックです。
例えば10万円のシャンパンがボトルで入った場合、時給や指名バックなどに加えて、さらに2万円の報酬が追加されるというシステムです。
ボトルバックには多くの場合で上限がありません。
お店側がキャバ嬢のモチベーションをキープするために、高いボトルを入れたら、金額に関わらず必ず20%程度などのパーセンテージを決めておいて、キャバ嬢に戻してくれます。
そのため、めったにないケースではありますが、1本200万円のシャンパンボトルが入った場合、それだけでキャバ嬢の報酬は40万円上乗せされるということです。
効率的にしっかり稼ぎたいと考えているキャバ嬢ほど、シャンパンをボトルで入れてもらうことのメリットを理解しつつ、コンスタントに入れてもらえるように工夫しています。
時給アップにもつながる
上記で紹介したボトルバックのシステムは、そのまま時給の評価にスライドされるお店が多くなっています。
つまり、先月ボトルバックが多かったキャバ嬢=お店にたくさんのお金を落とさせたキャバ嬢という評価につながるため、お店としては時給をアップしても勤務を継続してほしいと考えるのです。
ボトルアップは、その日の稼ぎが増えるだけではなく、翌月など将来的な報酬も底上げするために、かなり有効な手段であり、大きなメリットだと言えます。
時給がなかなか上がらず、思うように稼げない…というキャバ嬢にとって、ドリンクバックは一発逆転の大きなチャンスでもあるのです。
大人数のお客さんは1杯ずつ頼むより安くなることも
ボトルで注文すると、同じテーブルで飲んでいる他のお客さんとドリンクをシェアすることができます。
価格帯が低めのシャンパンの場合、1本1万円〜1万5千円ほどの「ポンパドゥール」というボトルがかなり有名です。
このくらいの価格帯のボトルを入れて、4名のお客さんとキャバ嬢で飲んだ場合、個別でそれぞれが高めのドリンクを頼むよりも、最終的な会計が安くなることがあります。
キャバクラには行きたいけど、お財布が厳しいというお客さんにとって、ボトルでシャンパンを入れることは、経済的にも助かるというメリットもあるのです。
お客さんに気持ちよくシャンパンを入れてもらうための方法を解説

キャバ嬢にとっても、お客さんにとっても嬉しいことがあるシャンパンボトルですが、やはり価格が高いことがあり、なかなかすぐに入れてもらえないことが多いでしょう。
そこでここでは、短時間でしっかり稼ぐためにも、お客さんに嫌な思いをさせず、気持ちよくシャンパンを入れてもらうための方法を紹介します。
一番ハードルが低いのは誕生日!その他来店記念なども効果的
ただでさえ高めのボトルの中でも、シャンパンは特別感があるさらに高価格帯に位置します。
ただ、「特別感」があることを逆手にとって、上手にお客さんに入れてもらうという方法もあるのです。
特にお客さんがスムーズにシャンパンを入れてくれるのが「誕生日」でしょう。
年に一度しかなく、お祝いすればキャバ嬢からの株も上がり、お気に入りのキャバ嬢に何かしてあげた感覚や、貸しを作った感覚ができるため、お客さんも優越感に浸ることができます。
常連さんの場合は、誕生日プレゼントは別で持ってくる方が多いものの、それとは別に特に高めのシャンパンを入れてくれるもの。
ここぞとばかりに、いつもは頼めないようなボトルをおねだりできるでしょう。
また、「初めて来店してから50回記念」など、来店回数をカウントしておいて、記念日を「作りに行く」という戦略もあります。
この方法だと、お客さんとしては「俺が来た回数を覚えてくれている」と良い意味で受け取ってくれる場合が多いため、すんなりシャンパンボトルを入れてもらうことができるでしょう。
シャンパンが持つ特別感を上手に使って、一気にボトルバックを稼ぐことができるでしょう。
安めのボトルを入れてもらい、徐々にシャンパンに切り替える

いきなり高いシャンパンボトルを入れてもらうのは無理そう…と思ってしまうような、ハードルが高めのお客さんに対しては、徐々にボトルの価格を上げていくという方法がおすすめです。
最初はお店で一番安い焼酎などのボトルを入れてもらい、「ボトルを入れる」という行為へのハードルを下げていきます。
そして、本当に数千円ずつ高めのボトルを入れてもらうようにシフトしていくのです。
ただし、ただ単に価格を上げていってしまうと、お客さんは自分ばかりが貢献していることに対して不服を感じ、次第にお店に来なくなってしまうかもしれません。
そこで、少し高いボトルを入れてもらうたびに、わかりやすく反応してあげましょう。
価格に応じて喜び方やテンションを上げて、「高いボトルを入れると喜んでくれる」「見返りとして高いレベルの接客がしてもらえる」というメリットをお客さんにお返しするという方法です。
まずは焼酎ボトルからはじめて、徐々にシャンパンボトルを、そしてシャンパンボトルの中でも高価格帯のものへと徐々に移行していくようにしましょう。
お客さんの競争心を利用!他テーブルと競わせる
あなたに対しての執着度や、あなたを応援したい気持ちが強い、「ファン」特性のあるお客さんに対して有効な方法があります。
それが「ファン心理」を応用して競争心を煽るテクニックです。
アイドルのファンは、自分の推しに高額なお金を使ってCDを買って応援します。
それが総選挙のように順位付けがあるイベントがあると、自分の推しに通常よりも高額なお金を使って、なんとか推しが1位になるように応援します。
キャバクラでのランキングを、このアイドルの総選挙に見立て、「どうしてもナンバー1になりたい」という目標を打ち明けて、お客さんに協力してもらうのです。
もちろん、実際にはナンバーワンを目指してなくても構いませんし、「ナンバー3に入るのを目指している」など、自分の身の丈に合った目標で構いません。
目標を立てたら、「今月あとこれくらいで目標達成できる」とお客さんに打ち明け、他のキャバ嬢に勝つために、競争心を煽ります。
わかりやすく隣のテーブルでシャンパンボトルが入ると、さらにやりやすいでしょう。
ファン心理が強いお客さんがいたら、この方法を使うことで、比較的長期にわたってシャンパンを入れてもらうことができるでしょう。
まとめ:シャンパンボトルはキャバ嬢の貴重な収入源!上手に入れてもらって効率的に稼ごう

シャンパンボトルは確かにハードルが高く、入れてくれるお客さんは、最近はあまり多くはありません。
しかし、気持ちよくボトルを入れてもらうための方法を使うことで、記念日だけではなく日常的に、かつコンスタントにオーダーしてもらうことができます。
しかし、お客さんが離れてしまっては意味がないため、作戦の引き際をきちんと見極め、時にはリーズナブルな価格で遊んでもらう期間も間に上手にはさみましょう。
そうすることで、指名バックを取りながら、長期的にシャンパンボトルを入れてもらうことができるでしょう。