キャバクラでは指名が自由にできるため、さまざまな理由で指名替えをするお客様がいます。
しかし、一度自分を指名してくれたお客様が、他のキャバ嬢を指名していることをすぐに受け入れられる人は少ないでしょう。
そこで今回は、なぜお客様が指名替えをしてしまうのか、さらに指名替えになった時の対処法について紹介します。
Contents
指名替えとは?クラブとは違うキャバクラの指名制度

高級クラブでは、一度指名すると「永久指名制」であることが多く、そのお店で途中から指名を替えることはできません。
お客様をそのルールを知っているため、指名を取り消すことはありませんし、指名嬢と何かあった場合には、指名替えではなく、そのお店の利用をやめるという選択をします。
しかし、キャバクラには永久指名制はなく、基本的にどのキャバ嬢を指名するか、そのタイミングもまた、お客様の自由です。
ただ、良心的なお客様の多くは、指名替えを頻繁に行うことはしません。
キャバクラでの遊び方を心得ているお客様よりは、まだ遊びなれていない方が指名替えをされることが多いものです。
とは言え、実は遊びなれている良心的なお客様でも、キャバクラで指名替えをすることはあります。
どうして良心的なお客様でも、指名替えをしてしまうのか?
その理由を次でご紹介しましょう。
お客様が指名替えしてしまう3つの理由

指名嬢を気に入って指名してくれていたお客様が、ある日突然指名替えのリクエストをされることがあります。
ここでは、お客様が指名替えしてしまう3つの理由について紹介します。
キャバ嬢側が指名客に安心しすぎて接客がおろそかになる
一般的なカップルでも「倦怠期」「マンネリ」があるように、長い期間にわたって指名客・指名嬢の間柄で楽しく接客していた場合でも、関係性が変わるタイミングがあります。
そのタイミングがお客様側の理由で訪れることもありますが、実はキャバ嬢側の理由で訪れることもあるのです。
何ヶ月・何年にもわたって指名し続けてくれるお客様が来店すると、キャバ嬢側もついつい「安心」してしまいます。
安心程度ならまだいいのですが、気が抜けた接客をしてしまうと、指名替えの可能性が出てきます。
- お客様との会話中なのにスマホをいじる
- 来店後のお礼の連絡をしない
- 同伴・アフターなどでお客様に断りなく高額なメニューを平気で注文する など
いくらお気に入りで指名し続けていても、「親しき仲にも礼儀あり」です。
上記のような理由で気分を害し、次回から指名替えされても、何の不思議もありません。
出勤日の連絡不足や指名被りで、お客様と会う日が少なくなる
疑似恋愛のような接客をしていると、「会いたい時に、会いたいに行きたい」というのがお客様の心情です。
せっかく楽しみにして来店したのに、行くたびに「すみません、本日は出勤しておりません」というように、出勤スケジュールの共有不足ですれ違いが生じると、お客様の熱も冷めてしまいます。
また、人気のキャバ嬢の場合は指名被りが指名替えの原因になることもあります。
せっかく楽しく話していたのに「すみません、指名入っちゃって」と離席されることが繰り返されれば、

という気持ちにさせてしまうのです。
後者の人気キャバ嬢の場合は、キャバ嬢だけのせいではありませんが、前者のスケジュール連絡不足は防げるものです。
出勤日は正確に連絡しておけば、このような理由での指名替えを防ぐことはできるでしょう。
他のキャバ嬢が裏で色恋を仕掛けている
指名替えになる最もイヤな理由が、他のキャバ嬢による客取りです。
あなたがオフの日に、知らずにやってきたお客様が「今日は◯◯ちゃん出てないのか」と落胆し、そこに他のキャバ嬢が現れ、「今日だけ」と理由づけて接客します。
その日で終われば問題ないのですが、そこで悪質なキャバ嬢だと「次から私を指名してくれたら…」と色恋を仕掛けたりすると、かなり大きな問題に発展することがあるのです。
次回訪れたお客様が、指名替えをしてしまい、指名替えされたキャバ嬢は「私の客取った!」と言い、色恋を仕掛けた他のキャバ嬢が「出勤日を伝えてないあなたが悪い!」など、揉めてしまいます。
故意に他のキャバ嬢の指名客を取るのはマナー違反ですが、明確な店内ルールがある訳でもなく、取られたらそこで諦めるしかありません。
キャバ嬢同士の長期の人間関係悪化にもつながるため、多くのキャバ嬢は裏ルールを理解して、客取りを積極的にする人は、実際そこまで多くはありませんが、一定数は存在します。
キレてはいけない!指名替えになった時の対処法

指名替えは、キャバ嬢にとって屈辱的で、バックを考えると収入にも直接ダメージがあるため、許せない!と感じる人がほとんどです。
しかし、その感情を表に出して、良いことはありません、
ここでは、指名替えになった時にキャバ嬢が取るべき対処法について紹介します。
他のキャバ嬢に復讐しない
指名替えの理由は先ほど紹介した通り、他のキャバ嬢による策略で、故意に客取りをされたことも挙げられます。
この場合、お客様から正直に「◯◯ちゃん指名しようと思って行ったら、いなかったから…ほかの子に声かけられてさ。◯◯ちゃんいつ行ってもいないし、指名替えようと思って」と話してくれることもあります。
ほとんどのキャバ嬢は、指名客=自分「だけ」の客と思い、指名替えがあると激しい怒りを覚えます。
バック分まで横取りされる形になり、実際に収入的にも被害が出るという理由もあります。
しかし、ここでお客様が新しく指名したキャバ嬢に復讐してはいけません。
お店全体の空気が悪くなるばかりでなく、お客様もその雰囲気を感じ取り、お店の売り上げに影響します。
すると時給アップの幅も小さくなり、あなたにも結果的にさらなる不利益になるのです。
実際、控え室でメイク道具を隠したり、ドレスがカッターで切られるなど、指名替えによる復讐を受けるキャバ嬢もいます。
一時的には復讐してスッキリするのかもしれませんが、根本的な解決になりませんし、そういう行動はどこかで誰かが見ているものです。
長い目で見ても、復讐はしないことが賢明です。
大人の対応!気にしていないフリが一番
復讐せずにどうしたら良いのかというと、「気にしていない」「なんともない」という余裕の態度が一番です。
そもそも、他のキャバ嬢があなたの指名客を取るということは、バック目当てという可能性もありますが、あなたに悔しい思いをさせたり、嫌な気持ちにさせたい!という目的があるのかもしれません。
復讐したり、表情や態度に出してしまうということは、結局客取りをしたキャバ嬢の「思うツボ」なのです。
客取りをしたキャバ嬢には、あえていつもどおり接して、この「思うツボ」になることを避けましょう。
もしも客取りをしたキャバ嬢の方から「ごめんね〜!◯◯さん(お客様)、私の方がいいんだって!」などイヤミを言われることがあっても、「そうなんだ!じゃあ◯◯さん(お客様)のこと、よろしくお願いしますね」と、落ち着いて対処しましょう。
指名替えをしたお客様には会釈・挨拶程度でOK
キャバ嬢には何事もなかったかのような振る舞いがベストですが、それはお客様にも同じことが言えます。
指名替えをしたお客様の中には、下記のように罪悪感を持つ方もいます。
- 「もともと指名していた子に申し訳ない」
- 「嫌な気持ちにさせたかな」
- 「色々良くしてくれたのに悪いなぁ」
でも、そのような気持ちでは、お店での接客を楽しんでもらうことができません。
もしも店内で指名替えをした元指名客と顔を合わせることがあったら、軽く頭を下げたり、お決まりの挨拶だけにとどめておきましょう。
下手に「もう!ひどいじゃない!」「◯◯ちゃん(客取りキャバ嬢)と、楽しんでね!」など声をかけてイヤな気持ちにさせてはいけません。
さりげない気遣いによって、「やっぱりあの子の方良かった」と、指名を戻す可能性もあります。
また、指名替えをしたお客様に、元指名嬢をヘルプでつけることは、基本的にありません。
気まずい思いをしたくない場合は、黒服スタッフや店長に伝えて、元指名客のヘルプに入らないように調整してもらうことも可能です。
まとめ:指名替えは自分のせいであることも!執着せずに大人の態度で対処しよう

指名替えの原因が自分にある場合、客取りキャバ嬢や元指名客に復讐するのはお門違いです。
連絡不足や接客のマンネリ化によって指名替えされたのであれば、仕方がないと諦める気持ちが大切です。
復讐するよりも、あえて何もなかったかのような、いつも通りの接客をすることで、指名が戻ることもあります。
また、自分自身も復讐をして、また復讐されて…という負のループに入るよりも、何もなかったかのように振る舞った方が、後々お店にとっても自分にとってもよい結果が待っているでしょう。