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出戻りしないために!昼職がキツイと思ったときに考えるべきこと
夜職から昼職へ転職しても、キツイと感じる場面はありますよね。実際、キツイと感じて夜職へ出戻りする人は少なくはありません。とはいえ、せっかく決心して昼職へ転職したなら、できるだけ長く働き続けたいものです。
今回は、昼職がキツイと思ったときに考えるべきことを紹介します。そもそもなぜ昼職をキツイと感じるのかについても触れるので、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
昼職をキツイと感じてしまう理由

夜職から昼職へ転職した後、キツイと感じてしまうのはなぜでしょうか。夜職と昼職にはさまざまな違いがあるため、以下のようにキツイと感じる人が多いです。
給料が物足りない
夜職と昼職を比べると、給料は夜職のほうが高い傾向があります。もちろん、一口に夜職といっても、店舗や勤務時間によって給料は異なるでしょう。
しかし、夜職のように時給3000円を稼げる仕事は、昼職ではなかなか見つかりません。そのため、夜職で働いていた頃よりも長い時間昼職で働いても、1カ月の収入は夜職にまったく及ばないケースが多いです。
もちろん、昼職で正社員になれば、毎月ある程度まとまった給料が出るようになります。とはいえ、夜職の頃と比べれば、働く時間や日数の割に給料が少ないと感じる人もいるでしょう。
働く時間が長い
夜職では、お客様が少なく指名も入らないときは待機となります。待機になれば働く時間は短くて済みます。たとえば、5時間勤務の予定でも、待機が2時間あれば実際に働くのは3時間だけです。
それに対して、昼職の休憩時間は、長くても1時間です。一般的には、8時間勤務に対して1時間休憩となるケースが多いでしょう。よって、休憩が長い夜職に慣れてしまうと、昼職は休む暇がなくてキツイと感じやすくなります。
なかには、待機中はいわゆる「待機カット」となり、給料が発生しない決まりになっている店舗もあるでしょう。とはいえ、夜職はもともと時給が高く、数時間働くだけでもある程度の収入になります。そのため、待機が多いほうが楽でいいと感じている人もいる少なくありません。
なお、昼職は夜職に比べて勤務時間が長いだけでなく、残業が発生する可能性もあります。残業代が出るならまだいいですが、企業によってはサービス残業により無給で残業している社員もいるのが実際のところです。
生活リズムが合わない
夜職で働いていると、昼夜逆転の生活が当たり前になります。そのため、夜職から昼職へ転職すると、生活リズムが合わなくて苦労する人が多いです。
夜なかなか眠りにつけないため、寝不足の状態で仕事に行かなければなりません。すると、すぐに心身に疲れがたまってしまい、昼職の仕事はキツイと感じてしまいます。
生活リズムを昼型から夜型に変えるのはあまり苦労しませんが、その逆は簡単ではありません。昼職に慣れるには、夜は眠くなくてもベッドに入るといった工夫が必要です。
昼職のメリットって?

夜職から昼職へ転職するとキツイと感じる人も少なくないですが、昼職にはさまざまなメリットがあるのも事実です。ここでは、昼職のメリットについてもしっかり確認しておきましょう。
生活が健康的になる
昼職で働き始めれば、強制的に昼型の生活となます。夜に休む時間をしっかり確保できるので、心身の状態も整えやすいです。たとえば、肌の調子がよくなりニキビが減ったり、その日の疲れをしっかりとれたりするようになります。
また、規則正しい生活をすることで、便秘や頭痛といった慢性的な症状が和らぐケースもあるでしょう。
精神的に楽になる
夜職から昼職へ転職すると、精神的に楽になったと感じる人が多いです。夜職ではノルマがキツイところが多いので、精神的に参ってしまう人も少なくありません。昼職でも職種によってはノルマがありますが、夜職に比べればプレッシャーは少ないと感じる人が大半となっています。
また、夜職では当たり前だったことも、昼職では厳格に禁止されているケースが多いです。たとえば、昼職の企業では、セクハラやパワハラは迷惑行為としてしっかり対処されています。
夜職では嫌なことがあっても、どうしようもないケースもよくありますよね。その点を考えれば、夜職よりも昼職のほうが恵まれていると言えます。
待遇がよくなる
昼職は、夜職よりも全体的な待遇がいいです。特に正社員になれば、夜職の頃よりも安心して働ける要素が多くなります。たとえば、正社員なら社会保険料の半分を会社に負担してもらえます。
雇用保険にも加入できるので、仮に昼職で失業しても失業保険を受け取ることが可能です。さらに、昼職では退職時に退職金がもらえるケースもあります。
受け取る給料の額面だけを見ると、昼職より夜職のほうがいいと感じるかもしれません。しかし、自分の将来について考えてみると、夜職に比べて昼職は安心感があります。
歳をとっても働ける
昼職の場合、基本的に何歳でも働くことが可能です。定年はありますが、正社員なら同じ職場で長く働き続けられます。
しかし、夜職で働けるのはせいぜい20代後半までです。なかにはそれ以上の年齢で活躍している人もいますが、全員がそうなれるわけではありません。
夜職で働いている人もいずれは昼職を目指す必要があるでしょう。昼職の転職では経験が求められる場合が多いので、どうせ働くなら早いうちから経験を積んでおいたほうが有利です。
昼職がキツイと思ったらどうすればいい?
昼職にはメリットがあると分かっていても、キツイと感じてしまう場面は少なからずあるものです。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、昼職がキツイと思ったらどうすればいいか説明します。
金銭感覚を見直す
夜職と昼職で働く場合を比較すれば、どうしても金銭感覚には違いがあります。まずはそのことを受け入れて、自分の金銭感覚を見直してみましょう。1カ月の給料で生活するには、どうやりくりする必要があるのか計算してみるのも効果的です。使える金額を把握すれば、自然と節約しようという意識が芽生えてきます。夜職と昼職は違う世界だと理解し、計画的にお金を使えるようにしましょう。
はっきりとした目標を立てる
夜職から昼職に転職した人の中には、転職の理由として「なんとなく昼職のほうがいい気がするから」と言う人も少なくありません。しかし、はっきりした目標が定まっていないと、昼職で働き始めても長続きしにくいです。
夜職から昼職に転職するとキツイと感じる部分は少なからずあるので、昼職で働き続けるには自分なりの目標をきちんと立てる必要があります。目標とっても、無理に立派な内容にしなくても構いません。キャリアの目標ではなく、プライベートに関する目標でもいいでしょう。未来の自分の姿を想像し、昼職で働く目的をしっかり意識することが大切です。
職種を変える
昼職で働いてみてキツイと感じたり、自分に仕事が合わないと思ったりするなら、職種を変えてみるのもひとつの方法です。一口に昼職といっても、職種によって働き方はまったく違います。
たとえば、いわゆるOLは事務作業をすることが多く、主に社内の人と接します。夜職で人と接するのがあまり好きではないと感じていたなら、働きやすいと感じる可能性があるでしょう。
反対に営業職は、社外のさまざまな人とコミュニケーションをとる必要があります。夜職で接客にやりがいを感じていた人は、営業職で活躍できる場合も多いです。
昼職がキツイと思ったら状況を見つめ直してみて!
昼職がキツイと感じたときは、まずは昼職のメリットとともに、自分の状況をしっかり把握しましょう。夜職から昼職へ転職しても、キツイと感じるのは珍しいことではありません。
慣れないうちは誰もが経験する悩みです。まずは少しずつ昼職に慣れながら、自分の目標をしっかり定めることをおすすめします。