夜職から昼職への転職!エステティシャンの仕事内容とは?

夜職から昼職への転職を考えるとき、美容に関心があることを生かしてエステティシャンになろうかな…と考える人も多いのではないでしょうか。

実際に顧客としてはエステを利用したことがあるけれど、実際にエステティシャンがどんな仕事をしているのかがわからないと、転職するにしても不安ですよね。

そこでこの記事では、エステティシャンの仕事内容や、1日の仕事の流れについて紹介します。

エステティシャンは夜職からの転職の中でも人気の仕事

エステティシャンは夜職からの転職の中でも人気の仕事

夜職の仕事をしていると、より多くの指名をもらうために、あるいは自分自身の自己満足のために、美容に高い関心を持っている人も少なくありません。

実際に自分の美容を気にするため、エステを利用している人も多いでしょう。

そこで昼職への転職先として「エステティシャン」にたどり着く人が多いのです。

エステティシャンは、夜職の女性にとって選択しやすい職業であるとともに、実際に転職しやすい仕事であることも選ばれている理由です。

選ばれやすいその理由は、実際の転職可能性が高いところにあります。

転職可能性が高い理由は、以下の3つが考えられるでしょう。

転職可能性が高い理由1.エステティシャンの転職年齢と夜職女性の年齢がマッチしている

エステサロンには、一定の年齢層の施術者が多いというかたよりがあります。

具体的には、20~30代の女性が多いのです。

エステを利用したことがある人は思い出してみていただけるとわかりやすいでしょう。

この年齢層は、そのまま夜職で働いている女性の年齢層にマッチします。

つまり、エステ業界がエステティシャンとして求めている年齢が、夜職の女性の年齢層そのものなのです。

「これくらいの年齢層の女性がほしい」というエステ業界のニーズにマッチしているため、これだけでも転職可能性が高くなります。

転職可能性が高い理由2.未経験でも採用されやすい

エステティシャンは、施術のスキルが問われる仕事ではありますが、その間口はとても広くなっています。

そのため、実際に施術の経験はまったくない方でも、応募すればかなりの確率で採用されやすいのです。

エステ業界では、採用された後に一定期間の研修を受け、その研修を終えた人がエステティシャンとして活躍しています。

採用後の研修は、首都圏などに集まって集団で受けることになりますが、仕事に必要なスキルや専門知識はその研修で得られるため、予備知識がない未経験の女性も採用されやすいというカラクリがあるのです。

転職可能性が高い理由3.エステ業界が人手不足

エステ業界に限らず、今はサービス業界全体が人手不足に悩まされています。

その中でも、エステティシャンは立ち仕事が多く、見た目の華やかさに隠れたハードな業務もあるということで、離職する人も少なくなりません。

しかし、このような問題点は転職する前に労働条件(待遇や休憩時間、年間休日日数など)をよく確認してから転職活動をすることによって、解決・改善できるでしょう。

エステティシャンの仕事内容

エステティシャンの仕事内容

エステティシャンの具体的な仕事内容は、どのタイプのエステサロンに勤務するかによって若干の違いがあります。

エステはエステでも、美肌(フェイシャル・ボディ)、痩身、脱毛、リラクゼーションというように、目的によって仕事内容が変わるからです。

ここでは、エステティシャンの総合的な仕事内容ということで、上記の4種類のエステサロンでの仕事に触れながら紹介します。

カウンセリング

お客様のお悩みについてヒアリングを行い、どこに悩んでいるのか、どのような状態まで改善したいのかについて聞き取ります。

この段階で、お客様の予算も考えながら、最もおすすめできるコースやプランを提案するのも、エステティシャンの仕事です。

施術

脱毛、クレンジング、マッサージ、保湿など、エステサロンの種類によって異なる施術を行います。

ここではスキルが求められますが、研修に合格した人なら、未経験でも問題なくこなせるでしょう。

エステサロンの中には、採用直後の研修とは別に、スキルアップを目的としてエステティシャン同士で施術しあうところもあります。

スキルアップできるだけではなく、自分自身も施術されて美しくなれるというメリットもあるのです。

営業・販売

施術の前に行うこともあれば、施術の最中や施術の後に行われることがあるのが、エステに関連する商品の営業・販売です。

例えば脱毛サロンなら、施術した後に塗ることで保湿効果を高め、より肌へのダメージを少なくするクリームを販売するということです。

これは、事前に施術時に塗ることをおすすめする場合もあれば、脱毛直後に「このような商品もありますが、いかがですか?」とおすすめする場合もあります。

エステでの売り上げは、コースの契約はもちろん、サロン販売の売り上げも入ります。

そのため、営業・販売もエステティシャンの大切なお仕事になるのです。

お客様へのアフターフォロー

コースで契約したお客様の場合、次回の予約を入れる必要があります。

予約を確認したり、施術後のトラブルがなかったかどうかを確認したりすることもエステティシャンの仕事となります。

最近では店舗がLINE@などでお客様とつながっている場合も多いため、アフターフォローもいちいち電話をかけることもなく、気軽に行えるようになってきています。

店舗の清掃、商品の陳列

エステサロンは、清潔感が命です。

そのため、開店前や閉店後の店舗の清掃もエステティシャンが行います。中には清掃を外注して、エステティシャンは清掃をしなくてもよいという店舗もあります。

また、サロンで販売している商品を、お客様が手に取りやすいよう、きちんと陳列したり、補充したりします。

より売上が伸びるように、あるエステサロンでは、エステティシャンが商品のポップを作成しているところもあります。

エステティシャンの1日の仕事の流れ

エステティシャンの1日の仕事の流れ

エステティシャンは出勤から退勤までどのような流れで1日を過ごしているのでしょうか。

ここでは、エステティシャンの働き方を知るために、1日のスケジュールを紹介します。

10:00…出勤・清掃・店舗整理

店舗によって出勤時間は異なりますが、9時~10時に出勤するところが多くなっています。

その後、サロン内の清掃を行ったり、店頭販売している商品を陳列したり、欠品をチェックしたりします。

11:00…開店・カウンセリング・施術

開店後は、自分が担当しているお客様や、新規のお客様を迎え入れ、カウンセリングを行いながらメニューを確認します。

予約とは異なる施術内容になることもあるため、ていねいに聞き取ることが大切です。

1時間程度のお昼休憩をはさんで、カウンセリング、施術、会計の作業が続きます。

19:00~20:00…閉店・後片付け・翌日の準備

サロンが閉店した後も、エステティシャンの仕事は続きます。

施術後の後片付け、受付等の清掃を行うこともあります。

また、翌日の予約を確認し、全体でミーティングを行うサロンもあります。

20:00~21:00…退勤

最近では夜中までオープンしている脱毛サロンもあるため、退勤時間は店舗によって異なります。

深夜営業しているサロンでは、勤務がシフト制になっていることも多いため、転職前に勤務時間(出勤・退勤)についてよく確認しておくと、転職後のギャップが少なくて済むでしょう。

まとめ:美容に関する知識が活かせるエステティシャンの仕事は夜職からの天職におすすめ

全身脱毛の経験がある人や、美肌を保つことへの高い意識がある人は、それだけでもエステティシャンへの転職が向いている可能性が高いでしょう。

どの仕事でも、興味・関心が持てるかどうかは、仕事の継続期間に大きな影響を与えます。

仕事内容は、施術を受ける側からする側へと変化しますが、美容への興味・関心のある人なら、楽しく覚えることができるでしょう。

また、採用されて実際に施術するまでの間に社内研修で施術や美容に関する知識やスキルを身に着けることができるため、未経験からの転職でも安心できます。

カウンセリングという仕事内容でも、夜職で磨いてきたコミュニケーションスキルが活かせるため、違和感なくエステティシャンに転職できる人が多いでしょう。