夜職をしていると、同伴が発生することも多く、キャバクラでの服装と違う私服の選び方が重要になります。

同伴での服装では、センスやTPOをわきまえているかどうかなど、顧客に見られているポイントがたくさんあります。そこで今回は、同伴の服装選びについて、勤務先や顧客のパターンからお勧めの選び方を紹介します。

同伴での服装で失敗しないために!確認しておきたいポイント

同伴は、店舗に出勤するその前に、顧客と待ち合わせをして、食事、軽く飲むなど、軽いデートのようなこと全般をさします。どこに行くのかは、顧客によって異なるため、実は同伴の服装選びに「絶対」のポイントはあってないようなものです。

しかし、同伴が決まった時点で確認しておくべき以下の点を知っておけば、服装選びで間違うことは少ないでしょう。

同伴で行くお店と価格帯

同伴が決まった時点で、最初に確認しておきたいのが、「どこに行くのか」です。アフターと違って、同伴の場合は食事か飲みのどちらかであることが多いので、飲食店であることは予想できます。

しかし、その飲食店の価格帯や、何を食べる・飲むのかで、同伴の服装が変わってくるのです。例えば焼肉の場合は匂いがつきやすいため、洗濯しやすい素材のものがいいでしょう。

また、価格帯が高い(コース料理で数万円など)場合は、お店自体にドレスコードがある場合もあります。反対にカジュアルなお好み焼き屋などに行くのに、高めの服装で行くと、悪目立ちしてしまうのでやめておいたほうがいいでしょう。

このように、同伴で行くお店の種類と価格帯によって、適切な服装は変わってきます。事前に顧客と連絡を取って、あらかじめ行く場所を決めておき、その情報をもとに服装を選ぶようにしましょう。

顧客の好み

顧客の好みも服装に反映させることで、同伴が成功しやすくなり、その後の営業もスムーズに行えるでしょう。お気に入りのキャバ嬢の私服が純粋に見たいという人もいるので、顧客の好みに寄せれば正解、というわけでもありません。

それでも、営業トークの一環で「今度の同伴、どんな服装がいいですか?」と直球で好みを聞いてみるのも、顧客からしたら嬉しいものです。

また、本当はカワイイ系がいい、キレイ系がいいなど、思っていても言わずに、同伴の服装でイメージが壊れる…ということもありますから、イメージを壊さないためにも確認しておいた方がいいでしょう。

これなら失敗しない!場所別・同伴の服装の選び方

指名を取り続けられるかどうかなど、営業活動の重要なポイントとなる同伴出勤。

服装で顧客にイメージダウンを与えないように、お店選びにマッチした服装を選ぶよう、気をつけましょう。ここでは、ドレスに着替える前の同伴の服装で失敗しない選び方を紹介します。

高価格帯!焼肉・お寿司・フレンチなどの高級料理の場合

1人あたりの客単価が1万円以上であるような高級料理店の場合、お店から浮かない、ということが最優先事項です。この場合、キャバワンピでもいいのですが、デザインや色に注意が必要です。

ワンピースの中でも、色は黒、無地で、生地に高級感のあるものがベストでしょう。

淡い色で優しく見せるのもいいのですが、焼肉やフレンチのソースなどが万が一ついた場合、その後お店でだらしない印象を与えてしまいます。

黒ならソース飛びも比較的気にならず、もっともフォーマルな印象を与えることができます。黒無地のワンピースがNGのお店はありませんから、高価格帯のどのようなお店でも着ていくことができて便利です。

ただ、生地やデザインが無難になりすぎないように注意しましょう。

ヨーコ・チャンのブラックワンピースのように、デザインを見ても、生地を見ても、一見して「ハイクラス」とわかるワンピースなら、顧客に恥をかかせることもなく、お店でも一目置かれるでしょう。

低価格帯のカジュアルな居酒屋・ダイニング・カフェの場合

客単価が3,000円程度のカジュアルなお店での同伴の場合は、先ほどのようなハイクラスのワンピースだと、逆に浮いてしまいます。

顧客も、身近なお店で、リラックスしてあなたと話してみたくて、そのようなカジュアルなお店を選んでいる可能性があるため、ここで服装に力を入れすぎるのは危険です。

このようなお店の場合は、ワンピースやデニムでもいいでしょう。ワンピースにする場合は、カワイイ系・キレイ系など、あらかじめ聞いておいた顧客の好みに合わせてデザインを決めると安心です。

また、カジュアルな服装がいいと言われたら、思い切ってスキニーなど、体のラインが出るようなデニムで行ってみるのもおすすめです。お店のキャバドレスとのギャップが出るため、同伴ならではの「自分だけに見せてくれる特別な感じ」を演出できます。

ここで顧客の気持ちを高めておくことによって、当日その後の売り上げが期待できるかもしれません。

お店近くのバー・居酒屋の場合

どのお店を選ぶか、というポイントで、特別に気をつけたいのが、「顧客から、お店の近くでの同伴をリクエストされた場合」です

お店の近く、という点がポイントで、ここから顧客の心理を想像してあげられるかどうかが、服装選びにも影響してきます。

お店の近くのバーや居酒屋をリクエストしてくるということは、出勤までのギリギリの時間まで、あなたと2人で楽しみたいということです。移動の時間などはいらないから、2人きりで話して、あなたとの距離を縮めたい、という顧客の気持ちを汲み取れるかどうかがポイントとなります。

もしもこのように「お店の近く」をリクエストされた場合の服装は、「そのまま出勤できるキャバドレスorキャバワンピ」がおすすめです。もちろん、季節によってはワンピやドレスでは寒すぎる!ということもあるため、カーディガンやストールを羽織るのが良いでしょう。

その上で、「着替えなくても出勤できるから、ギリギリまでお話しましょう!」とあなたから提案すれば、顧客の心をググッとつかむことができます。お店の近くをリクエストされた場合の正解の服装選びは、着替えなくても出勤できるという点がポイントということです。

まとめ:TPOに合わせた服装選びで、顧客の心をつかんで売り上げアップを目指そう

同伴出勤では、服装次第で顧客の気持ちをグッとつかみ、その日の売り上げを直接的に伸ばすことが可能です。そのためには、同伴するお店の価格帯と種類、そして顧客の好みを事前に確認しておきましょう。

さらに顧客の心理もきちんと読んだ上で、フォーマル、カジュアルなどのポイントで服装を選ぶことをおすすめします。このとき、トータルコーディネートでちぐはぐな印象にならないよう、バッグやアクセサリーなどの小物や、靴、コートなどとの相性も考えることが大切です。

フォーマルっぽいワンピースの場合、バッグもおとなし目に、アクセサリーはパールやダイヤなどでシックにまとめて、靴もシンプルながらにハイヒールでスタイルアップできるものを選ぶのがポイントです。

カジュアルスタイルの場合は、バッグは少しファンシーに、アクセサリーや靴は流行りのデザインを取り入れて、トレンドを意識したスタイルでまとめるとよいでしょう。

絶対にこの服装なら大丈夫!という服装はなく、行き先によって一番ふさわしい服装を変えていくというのがポイントです。

お店でのあなたの姿が、なお一層輝いて、魅力的に見えるように、この記事で紹介してきた選び方を参考にしながら、同伴で顧客からの好感度を上げて、売り上げアップにつなげていきましょう。