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ガールズバーの仕事内容とは?メリット・デメリットを解説!
気軽に働ける夜職として人気があるガールズバー。一体どのような仕事をしているのか、よく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ガールズバーの仕事内容や、ガールズバーに勤務することのメリットとデメリットについて紹介します。
そもそもガールズバーって何?キャバクラと何が違うの?

だいたいガールズバーとは何なのでしょうか。キャバクラやラウンジなど、他の夜職からガールズバーへの転職を考えている人の中には、他の夜職とガールズバーとどのように異なるのかよくわからないという人も多いでしょう。
ガールズバーとは、「キャバクラ」と「バー」の中間にあたる夜職です。お酒を飲みながら友人と語りたい、でも男同士だとなんだか寂しい。お酒を飲みながら女の子とも楽しく話したいという人のニーズを満たすのがガールズバーなのです。
そのため、客層は若い男性同士の数名のグループや、男性と女性が入り混じった複数名のグループ、男性の1人客など多岐にわたります。
キャバクラに女性が来店するのは非常に珍しいですが、ガールズバーは気軽に立ち寄れるバー感覚で利用できるため、女性の利用客がキャバクラよりも多いのです。
簡単?難しい?ガールズバーの仕事内容は大きく分けて2種類

ガールズバーはキャバクラなどと異なり、基本的にお客様の隣に座ることがありません。同じ接客業ではありますが、夜職の中でも少し変わった仕事内容となっています。
1.ドリンクやおつまみを作って提供する
ガールズバーでの仕事内容は、種類としてはあまり多くはありません。メインとなる仕事のうちの1つが、ドリンク類やフードを作ってお客様に提供することです。
ガールズバーの客層は、キャバクラやラウンジよりも低く、若者が利用する傾向にあります。そのため、カクテルやチューハイといったカジュアルなお酒のレシピを覚え、メニューにあるものはすべて作れなければいけません。
ガールズバーの中には、店員がお酒だけではなく、簡単なおつまみを作って出すところもあります。フライドポテトやピザなど、温めるだけで調理が簡単なものを任されることが多く、料理に自信がない…という人でもこなすことができます。
2.お客様の話し相手・ゲームの相手になる
ガールズバーの店員としてのもう1つの大きな仕事が、お客様の話し相手になることです。カウンター越しにお酒を出しながら、お客様が楽しめるような話題を提供したり、お客様からの悩み相談に乗ったりします。
敷地の広い店舗の場合は、テーブル席もいくつかあります。テーブル席にお酒を運ぶ際、お店が空いている時にはジェンガやトランプなどのベーシックなゲームの相手をすることもあります。
ただ、ガールズバーでは基本的に席に座っての接客は行わないため、ゲームの相手といっても長時間はしなくてもよいのです。
お客様も、少し価格設定が高めのショットバーに来ているような感覚のため、接客も夜職の中では比較的カジュアルな雰囲気で行われます。
ガールズバーに勤務することのメリットとデメリット
男性だけではなく女性も来店するケースが増えているガールズバー。夜職として勤務している女性の中にも、キャバクラやラウンジよりもガールズバーを選ぶ人が増えています。
しかし、夜職の中で人気になっている一方、実際に勤務してみると案外デメリットも多いことに気が付きます。ここでは、ガールズバーに勤務することのメリットとデメリットについて解説しましょう。
クリーンな夜職で稼ぎもいい!ガールズバー勤務のメリット
お触りリスクが低いから、安心して働ける
キャバクラに勤務していると、隣の席に座って接客するため、お客様によっては手、脚、肩、顔、髪の毛などお触りをしてくる人もいます。もちろんお店側としてはお触り禁止ですが、あまりにも悪質なケース以外は黙認している店舗が多いのも現実です。
一方、基本的にカウンター越しにしか接客しないガールズバーの店員は、隣に座って接客することがないため、他の夜職に比べてお触りされるリスクが低いと言えます。
夜職で効率よくお金を稼ぎたいけど、お触りはイヤ!という女性にとって、お触りされる可能性が低いことは、大きなメリットになるでしょう。
お客様の年齢層が低いため、彼氏ができやすい
キャバクラやラウンジは、会社の接待や二次会などで使われることも多いため、30~60代のビジネスマンの利用も多いものです。お客様の年齢層が高ければ高いほど、お店には落ち着いた雰囲気が漂います。
一方、ガールズバーに来店するお客様の年齢層は、20代の若い男性が多い傾向にあります。来店の目的も、友達と飲んでいて、男ばかりで味気ないのがイヤだから…せっかく飲むなら女性とカジュアルに話したい…といったものが多くなっています。
ガールズバーの店員としても、50代、60代の男性は彼氏候補にはなりえなくとも、20代の男性で、好みのタイプが来店したらどうなるか分からないということも多いのです。
実際、ガールズバーの店員になって彼氏ができたというケースもあります。
ショートパンツやTシャツなどカジュアルな服装でもOK
キャバクラやラウンジでは、露出度の高いドレスを着用して、髪型もセットアップするなど、身支度に時間がかかるものです。ドレスはお店が費用を持ってくれる場合もありますが、多くの場合はキャストの自腹です。
ドレスに合わせてハイヒールを履いたり、たくさん飲んでドレスがきつくなったり、ドレスコードがあるからこそ辛いこともあります。
ガールズバーの場合、ドレスを着用する必要はありません。お店によっては、指定のTシャツがある場合もありますが、基本的には服装は自由で、カジュアルな恰好でもOKです。
夏のガールズバーでは、白いTシャツにデニムのショートパンツ、靴はコンバースのハイカットなどで出勤する店員が多くなっています。
他の夜職よりも限界年齢が低い?ガールズバー勤務のデメリット
ガールズバーでの仕事は、メリットばかりではありません。ここではガールズバーに勤務することで生じるデメリットについて解説します。
勤務時間中はずっと立ちっぱなし!足が疲れる
キャバクラでは基本的にお客様の隣の席に「座って」接客します。そのため、長時間の勤務になっても、それほど苦痛を感じる人は少ないのではないでしょうか。
一方ガールズバーでは「立ったまま」で1日接客を終えることがほとんどです。カウンターごしにお酒をつくって出したり、テーブル席にお酒を運んだり、座る暇のない日もあるでしょう。
1日5時間、6時間勤務の場合、この間ずっと立ちっぱなしになりますから、キャバクラやラウンジなどの他の夜職と比較しても、身体的な負担が大きいと言えます。
他の夜職よりも若い子が多い!だからこそ限界年齢が低くなる
ガールズバーの客層は、キャバクラやラウンジに比べて若い傾向にあります。客層が若いということもあり、ガールズバーの店員にも、他の夜職よりもキャストの若返り化が望まれるのです。
もちろん自分が若いうちには、気兼ねなく仕事ができるのですが、20代も後半になってくると、徐々に居心地が悪くなっていくでしょう。
迎え入れる客層的にも、同年齢の女の子と気軽におしゃべりしたいというニーズがあるため、自分が20代後半で接客している時のお客様の違和感を持ってしまうかもしれません。
早朝まで営業のお店が多く生活リズムが乱れやすい
ガールズバーは、飲み会の二次会会場、三次会会場として使用されることも多く、早朝4時、5時まで営業しているお店も珍しくありません。キャバクラに比べて営業時間が長く、ガールズバーに勤務することによって、完全に夜型の生活になるでしょう。
深夜ではなく早朝まで営業というところがポイントで、早朝5時まで勤務すれば、帰宅した時には朝のワイドショーがやっているような時間になります。
そこから夕方近くまで寝て、出勤するわけですから、生活リズムが乱れ、心身に不調を感じやすくなるというデメリットがあります。
心身に不調を感じたら昼職へ転職するという方法もある

紹介してきたように、ガールズバーは確かに接客がキャバクラよりもライトで、お触りのリスクも比較的少ないことから、安心して働ける夜職だと言えます。
服装も自由ですし、客層も若く、改まった感じではなく、お客様も店員も気軽な友達のような感覚でいられる点も魅力的です。
一方で、朝まで立ちっぱなしの勤務で脚や腰に疲労がたまりやすく、朝に寝て夜に起きる生活が続くことから生活リズムの乱れによる心身不調が起こりやすいという側面もあります。
心身の健康面で不調を感じたら、そのままガールバーに勤務し続けるのはおすすめできません。不調はネガティブスパイラルとなり、日を重ねるたびに悪化していく可能性が高いからです。
もしもガールズバー勤務で体調不良が続いたら、昼職への転職を視野に入れてみましょう。生活リズムが再調整され、健康の重要さを実感できるはずです。
ガールズバーからどんな昼職に転職したらいい?おすすめの昼職3選

ガールズバー勤務のメリットよりもデメリットを実感しやすくなったなら、それは昼職への転職のよいタイミングかもしれません。でも、どんな昼職があるのか、または自分に向いているのか、よく分からないという人も多いでしょう。
そこでここでは、ガールズバーから転職する際のおすすめの昼職を3つ厳選して紹介します。
立ちっぱなしが辛い人へ!総務事務
ガールズバーのデメリットといえば、長時間の立ちっぱなし労働です。昼職に転職するからには、できるだけガールズバー勤務時代に感じた苦労がない仕事を選びたいものですよね。
そんな方におすすめなのが、総務事務という昼職です。総務事務とは、会社全体および全社員が不都合なく快適に仕事ができるようにとりはからうことを目的とした事務職です。
具体的には、社内行事を企画したり、会社の備品の管理を行って不足があれば買い付けたり、社員本人や家族・親族の冠婚葬祭に対して花やお金を出したり、電話・来客の対応をしたりします。
メインはデスクワークですが、買い出しや社内の連絡で立つことも多く、「座りっぱなし」でも「立ちっぱなし」でもないちょうどよい仕事だと言えます。
もちろんどの会社でも「総務事務」として求人を出しているわけではありません。事務職の募集があったら、仕事内容について質問してみましょう。
そこで経理などの自分にはちょっと難しいという思う業務内容が含まれていればそれは避けて、これならできそう!と思える求人を選ぶとよいでしょう。
旅行が好きな人へ!旅行代理店のカウンター
旅行が好きな人におすすめなのが、旅行代理店のカウンター業務です。旅行事務とも呼ばれるこの仕事は、旅好きな人ほど転職した後に活躍できるでしょう。
具体的な仕事内容は、旅行に関する相談に来たお客様の対応・プランの提案、電話応対、航空券やJRチケットの手配、予約やキャンセルの受付・確認、見積書や請求書の発行などです。
お客様の要望に対して、「それならこちらのプランはいかがでしょうか」と提案できるかどうかは、それまで自分自身がどれくらい旅行に行ったことがあるかによって変わってきます。
そのため、プライベートで元から旅行が好きな人ほど、提案できる行き先やプランが増え、昼職の仕事が楽しいと思えるでしょう。
メイクやコスメが好きな人へ!百貨店の美容部員
ガールズバーで勤務している女性の中には、コスメが好き、メイクが好きという人も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、百貨店勤務の美容部員です。
百貨店は働き方改革によって休日を増やしたり、年末年始の休みを見直したり、労働時間の短縮化を目指しているところが増えています。長時間勤務や朝方までの勤務に疲れた…という人にもおすすめの仕事だと言えます。
さらに元々コスメやメイクが好きという方なら、新製品導入の際に研修が行われ、テスターとして新製品の現品が支給されます。もちろん勉強を目的としたものですが、まだ世に出ていない大好きなコスメを先に試せるというのも嬉しいポイントです。
まとめ:ガールズバーから昼職に転職するなら仕事内容で選びましょう
ガールズバーでの勤務が辛いと感じ、これを機に昼職に転職を考えている人は、転職先を選ぶ際に仕事内容をよく吟味することをおすすめします。
まず、ガールズバーでの仕事内容の中で、自分自身が辛いと感じたこと、また楽しいと感じたことを書き起こしてみましょう。
辛いことの中には、「立ちっぱなし」「接客そのもの」「生活リズムが乱れる」などが挙げられるかもしれません。そのような場合、転職先にはまったく反対の要素を求めるとよいでしょう。
それだけではなく、楽しかったことの中に含まれていた要素もあわせて転職先選びに加えることで、後悔の少ない転職が実現できるでしょう。