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夜職から昼職への転職!転職時に好評価を得るヘアスタイルとは
夜職から昼職に転職する場合、第一印象はもちろん、長期的な印象形成に大きな影響を与えるのが「ヘアスタイル」です。夜職出身の場合、髪の毛の色やアレンジの仕方で、夜職っぽさがにじみ出てしまいがち。
そこで今回は、転職活動や転職後の職場で好評価を得るためのヘアスタイルについてご紹介しましょう。
人は見た目が9割

『人は見た目が9割』という書籍(竹内一郎著・新潮新書)は、190万部以上も売れているロングセラーのヒット作です。この本がここまで売れた理由の一つに、「真実だから」という理由が挙げられるでしょう。
実際に人が他者に何らかの印象を持つまでにかかる時間は、秒単位と言われています。この時、内面は判断できないため、多くの場合は外見で印象が決められてしまうということです。
特に転職活動のように、決められた時間の中で、複数の人の印象を評価しなければならない場面では、外見の持つ印象はかなり重要になります。
服装、メイク、立ち居振る舞いも印象形成には大きな影響を与えますが、ヘアスタイルは顔まわりからもっとも目に入りやすい部分です。メイクに力を入れたのに、へスタイルがいまいち夜職っぽく感じられることがないよう、メイクやスーツだけではなく、ヘアスタイルにもこだわりましょう。
転職面接でNGな髪型とは?
転職面接を受ける際に、面接官に対して良くない印象を与えるヘアスタイルがあります。ここでは、面接で避けた方が良い、NGな髪型についてご紹介します。
髪の毛の色が明るい・プリン状態になっている
転職面接を受ける際には髪の毛の色の明るさも印象をかなり左右します。転職面接の場合は就活と違って、髪の毛を真っ黒に染めなければならないというわけではありません。
ナチュラルなダークカラーであれば、カラーリングをしていること自体で印象が悪くなるわけではありません。金髪に近いような明るい髪の毛の色のまま転職面接を受ければ、かなりの確率で好印象を受けるのは難しいでしょう。
また毛先だけ明るい髪の毛なのに、頭頂部付近が地毛のままだと、面接官からすれば清潔感を感じることができません。
中途採用の場合、髪の毛をどこまで染めていいのか、またカラーリングするにしても面接までにきちんと染めて行くべきという常識があることが評価されます。
カラーリングしている方は、明るい色の場合はトーンを落とし、髪の毛がプリン状態のままになっている人は、全体的にダークカラーに染め直す必要があるでしょう。
髪の毛がパサパサで清潔感が感じられない
元々の髪質の状態もありますが、あまりにも髪の毛の状態がパサパサで水分がない場合、ケアを怠っていたり、カラーリングを繰り返しすぎたのかもしれないと推測されます。
どちらにしても、転職面接に必要な清潔感が感じられないため、面接場面ではあまり良い印象を与えないでしょう。自分の髪の毛の状態に自信が持てない人は、思い切って短くカットするという方法もあります。
コテでカールさせすぎて、やりすぎな印象
最近は毎日前髪をコテでカールさせ、ヘアスタイルをまとめている女性も増えています。特に夜職出身の女性の場合は、前髪だけではなく、かなり念入りにヘアセットすることに慣れているため、昼職の転職面接でも同じようにカールさせることもあるようです。
しかし、面接官が年配の方の場合、やりすぎな髪型は印象を悪くしかねません。コテを使う場合は後れ毛を出してカールさせたり、前髪を巻きすぎることはやめましょう。
ロングヘアをまとめないまま下ろしている
夜職出身者の面接で多いのが、スーツ姿にロングヘアを下ろしてそのまま面接を受けるということです。就活ルールでは、「肩につく長さの髪の毛の場合は、1つにまとめること」というものがあります。
転職面接ではさすがにそこまで厳しくしなくても気にする面接官は少ないでしょう。
しかし、背中まであるロングヘアの場合は、せめてハーフアップにしたり、低い位置でお団子にするなど、まとめないと清潔感に欠けます。自慢のロングヘアであっても、ダウンスタイルで面接を受けるのはやめた方が良いでしょう。
これがオススメ!転職面接時にオススメのヘアスタイル
転職面接を受ける、転職して出社してまもない場合は、普段のヘアスタイルとは区別して、オフィス向けのヘアスタイルで行きましょう。
ここでは、神の長さ別にオススメのヘアスタイルについてご紹介します。
ショートヘアの場合
ショートヘアの場合は、前髪を作らず、襟足を短めにしたハンサムショートがオススメです。前髪のあるショートヘアは、どうしても幼い印象になってしまいがちです。
ショートヘアの場合、あまりにも黒すぎるカラーだと、全体的に重たい印象になり、性格まで暗く見えてしまいがち。ショートヘアなら、ナチュラルブラウン程度にカラーリングして、軽さを出しても良いでしょう。
なお、面接を受けるときには両サイドの髪の毛は耳にかけましょう。耳にかけることで顔が見えやすくなり、清潔感も演出しやすくなります。面接で顔が見えにくい髪型は禁物ですから、覚えておきましょう。
セミロングの場合
セミロング以上の長さの場合は、日常的なヘアケアがきちんとされていることが大切です。毎週美容院でトリートメントを受けるような極端なことはしなくてもOKです。
自宅でヘアオイルを使ってヘアパックをしたり、髪の毛は完全に乾かしてから寝る、アウトバストリートメントでケアするなど、続けられる範囲で構いません。髪の毛自体が綺麗だと、それだけで印象は良くなります。
セミロングの場合は、無理に1つ結びにすると、サイドの髪の毛が落ちてくるため、ヘアピンを使う必要が出てきます。ピンづかいに自信のない方は、ヘアピンを使用しないヘアアレンジをしてみましょう。
まず耳の上から髪の毛をとってハーフアップにします。そのハーフアップを「くるりんぱ」すれば、簡単に面接向きのヘアスタイルを作ることが可能です。
この時、後れ毛を出すのはやめて、サイドの髪の毛はきちんとゴムで結び切るようにしましょう。
ロングヘアの場合
ロングヘアの場合、「NGな髪型」でご紹介したように、ダウンスタイルで面接を受けるのはやめたほうが良いでしょう。肩甲骨よりも下までくるロングヘアの場合は、お団子スタイルか、編み込んで1つにまとめるのがオススメです。
お団子を作るときは、両耳よりも低い位置で作りましょう。耳よりも高い位置でお団子を作ると、カジュアルな印象になりやすいためです。ゴムで耳下あたりで1つにまとめ、ゴムの周りに髪の毛を巻きつけていき、最後にアメピンで結び目中心に向かってきっちりととめます。
編み込みスタイルの場合、髪の毛を両サイドで束ねましょう。ツインテールのような状態になりますが、大丈夫です。両サイドで2つに束ねた髪の毛をそれぞれ編み込んでいきます。
編み込みが終わったら、それぞれの束を交互にクロスさせていき、クロスさせた真ん中から下に通して、結び目がわからないようにアメピンで止めれば完成です。
ロングヘアの場合のポイントは、「お辞儀をしても崩れないこと」です。面接を受ける際には、入退室、椅子に座るとき、席を立つとき、社員をすれ違ったときなど、何度もお辞儀をする機会があります。
その都度崩れそうな髪の毛を手で抑えていると、面接官としては「準備不足」「問題に先回りしていない」と言った印象を持ちやすくなってしまうのです。
年齢に応じたしっかりとした印象を与えたい場合は、ロングヘアの方ほど崩れにくいヘアスタイルを目指しましょう。
転職後はどうしたらいい?昼職出勤用ヘアスタイル

面接と違って、採用された後のヘアスタイルは、どの会社もそれほど厳しくはありません。ここでは昼職出勤のための最低限のマナーと、好ましいヘアスタイルについてご紹介します。
トレンドを追いすぎるのはNG
アパレルなどのトレンドに敏感であることが職業的に評価される仕事を除いて、一般的な会社の営業職や事務職では、トレンドを追いかけすぎたヘアスタイルは、あまり好まれません。
もちろん、同年代の女子社員からは「かわいい」と好評でも、先輩社員や上司からは「意識が低い」「遊びに来ているのか」などと思われることもあるのです。
せっかく転職に成功したのに、職場の人間関係を乱してしまっては大変です。トレンドを追いかけすぎず、やりすぎないヘアスタイルを目指しましょう。
具体的には、最近流行している「切りっぱなしヘア」「束感をつけるためにグロッシーなワックスやジェルをつける」などのカットやアレンジは避けましょう。
必要以上の色気は演出しない
職場で色気を出しすぎるのも良くありません。オフィスはあくまでも仕事の場ですから、夜職のときのような色気は必要ないのです。
雑誌やSNSで取り上げられているような「色っぽヘア」「女っぽヘア」のように、過度にウェッティな質感や、後れ毛を出してカールさせるような演出はほどほどにしましょう。
気候やTPOに合わせた清潔感のあるヘアスタイルが好評価
できる女性社員を見ていると、季節や天候に合わせて、ちょうど良いヘアスタイルにアレンジしていることに気がつくでしょう。
暑い夏の日には、前髪をアップにして顔まわりをすっきりとさせたアップスタイル。寒い冬の日には、よく手入れされた髪の毛をハーフアップにして、タートルネックのセーターに合わせているなどです。
いつも同じヘアスタイルではなく、TPOに合わせてヘアスタイルを調節できることが、職場では好評価のポイントになります。
また、仕事のしやすい髪型にしている人も好評価になりやすいものです。事務職ならデスクワークに集中しやすいよう、仕事中はアップスタイルにして、退社時には下ろす人もいます。営業職ならスーツに合わせてショートヘアのサイドをピンでねじってとめ、アクティブで活動しやすいアレンジをしている人もいます。
いつも同じヘアスタイルよりも、臨機応変にヘアスタイルをアレンジできる人は、昼職の職場でも男女ともに評価されやすいでしょう。
まとめ:ヘアスタイルは日常のヘアケアから!清潔感を持たせるために日々ケアしよう
転職時に好評価を得やすいヘアスタイルは、実は髪の毛の質から始まっています。
パサパサで水分がなく、いかにも手入れしていない、カラーリングを繰り返したダメージヘアは、どんなに素敵なヘアスタイルでも清潔感に欠けて印象も悪くなりがちです。
昼職の職場は夜職に比べて明るく、髪の毛の手入れ具合も目立つものです。だからこそ日頃からヘアケアを頑張って、綺麗な髪の毛の土台を作りましょう。
その上で、面接の際は耳を出す、ロングヘアはダウンスタイルで面接を受けない、お辞儀に備えて崩れにくいアレンジにするなどの点に気をつけましょう。
実際に採用されて出勤する場合は、業種・職種のTPOに合わせて、またその日の服装に合わせたアレンジができるよう、できる先輩社員を観察するのもオススメです。
慣れるまではシンプルで崩れにくく、業務に集中しやすい大人ポニーテール(耳の延長線上の位置でゆるくまとめる)などで好評価を狙うのも良いでしょう。