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昼職に転職したいけど学歴がない。。。学歴なしでも昼職に転職できる?
日本は昔から学歴社会であり、出身大学名だけで採用・不採用が決まるという「学歴フィルター」という言葉があるほどです。夜職から昼職への転職を考えている人の中にも、この学歴が気になって、なかなか行動に移す勇気が出ないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夜職から昼職に転職するのに、学歴なしでもできるのかどうかについて紹介します。
事実!学歴が求められる仕事もある

学歴と深い結びつきがあるものが「資格」です。特定の資格がなければ働けない仕事の多くは、同時に学歴も求められます。
では、どのような仕事に学歴が求められるのでしょうか。
医師・薬剤師
医師も薬剤師も、大卒の学歴を求められます。しかもどちらも6年制のため、大学が一般的には4年制であるのに比べると、年月も費用もかかります。
学校の教員・幼稚園教諭
小・中・高の先生になるためにも、大卒で教員免許を取ったのちに教員採用試験に合格する必要があります。
実は幼稚園教諭は専門学校や短大卒という学歴があればなれるのですが、最近では保育士と幼稚園教諭の免許の両方がないと働けない「認定こども園」が増えているため、両方の資格をとる人が多いようです。
ホワイトカラーの一部の企業
一般企業の中でも、知的作業の多い仕事の場合(法務、総務、管理職など)は学歴が求められることが多くなっています。中には「大学院卒」などが求められる研究職もあり、このような仕事は確実に理系の大卒資格・大学院修了の資格が求められるでしょう。
諦めるのは早い!夜職から転職できる学歴不問の仕事を紹介

ここまで読むと、「やっぱり夜職から昼職に転職するには学歴がいるんだな…」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実はむしろここまでご紹介してきた仕事は、世の中の仕事のうちのほんの一部にしかすぎないということです。ここでは、学歴不問で働ける昼職の仕事について紹介します。
宅配スタッフ
宅急便や、ミールキットを週何日か自宅に届ける宅配スタッフの仕事は、自動車の運転免許さえあれば、学歴不問で働けます。
荷物を運ぶ仕事のため、ある程度体力は必要ですが、1日のうちのほとんどを1人で車の中で過ごすため、人の目を気にしたり、煩わしい人間関係に悩まされることもなく、ストレスフリーで働くことができるでしょう。
フィットネスジムのトレーナー
特に高齢者や悠々自適に暮らしている人が通うローカルなフィットネスジムは、学歴不問で働くことができます。
トレーニングマシンの使い方などを優しく教えたり、効果的なトレーニング方法を教えたりするので、最初に研修はありますが、学歴は必要ありません。
仕事中にも体を動かすことができるため、もともと運動が好き、デスクワークが苦手という人にはオススメの仕事です。
ITエンジニア
仕事の名前だけで引いてしまう人も多いのですが、エンジニアは狙い目の仕事です。多くの求人が学歴不問で、しかもPCとネット環境があれば、リモートワークできるという大きなメリットがあります。
コロナの影響を受けずに、自宅でのびのびストレスなく働きたいという人にはオススメです。
ただ、ある程度のプログラミングの知識は必要になります。今は無料で学べるコンテンツもあるため、休みの日や仕事以外の時間でコツコツ勉強していけば、未経験でも採用されやすい仕事のため、転職活動で困ることがないでしょう。
住宅メーカーや車のディーラーの営業
営業職も学歴不問の求人が多い仕事です。営業で大切なのは、コミュニケーションスキル、人の心を開くこと、自社商品・サービスへの理解、説明力などです。
これらの能力が高ければ、必ずしも大卒などの学歴は必要ないということです。住宅も車も、今は不景気で売れ行きが芳しくないという背景もあるため、学歴どころか前職が夜職だということも、それほど気にせずに雇用してもらえるチャンスでもあります。
小売店の販売職
化粧品や服、スーパーやホームセンターなどの小売業界も、学歴が重視されない傾向があります。実際、化粧品専門店やアパレルショップには、夜職出身の女性も多く、転職はしやすいでしょう。
この時、元からある程度興味関心がある業界を選ぶことをおすすめします。化粧品が好き、服が好きであれば、その業界についてある程度の予備知識があるはずです。夜職から転職する際、その知識が学歴よりも役立つでしょう。
飲食店のホール・接客
飲食店も新型コロナウイルスの影響を受けて、経営的なダメージを受けているお店が多くなっています。多くの人がお店をやめて、人手不足というお店もあるのです。
テイクアウトなどの施策を持っている飲食店なら、コロナの時代でも学歴不問で安心して働くことができるでしょう。また、いつか営業自粛になる時がきたとしても、対策を考えてあるお店で働けば、安定した収入が得られるはずです。
ホテル・旅館のスタッフ
昔から学歴不問で働ける仕事として人気なのが、宿泊業です。中には住み込みで働ける求人もあるため、家賃が格安あるいは無料というケースもあります。
宿泊業は人手が足りないことや、仕事内容にあまり関係がないことから、高校を卒業していなくても働ける求人が多く揃っています。
学歴といっても、高校も行っていない、中退しているということで、夜職しかないと諦めている人にはおすすめの仕事です。
まとめ:結論!夜職から昼職に転職するのに、必ずしも学歴はいらない!
今回紹介してきたように、学歴が必要な仕事は一部であり、そのような仕事は学歴というよりも資格を求められることが多いものです。
資格を取って働きたい場合は、大学に通い直さなくても、短大や専門学校で取れるものもたくさんあります。保育士や幼稚園教諭も、大学ではなく短大や専門学校で取れます。調理師免許も専門学校で取得することができます。
ただ、資格を取って働きたい訳ではなく、いますぐ学歴がなくてもできる昼職を探しているという場合は、今回紹介してきた販売、接客、エンジニア、宅配スタッフなどがおすすめです。
宅配スタッフの関連で、タクシードライバーも学歴不問で転職しやすい仕事ですが、コロナの時代では危険も多く、夜職同様に稼ぐことが期待できません。
学歴不問でも応募できる仕事はたくさんあります。諦めずに、転職サイトで「学歴不問」という条件で検索してみたり、転職エージェントを活用して学歴がなくてもすぐに働ける仕事を紹介してもらうのもよいでしょう。