何の仕事が自分に合っているの?誰も教えてくれない昼職の探し方

夜職から昼職に転職したい!と考えている人の中には、違う業界への転職が初めてだという人も多いのではないでしょうか。

しかし、昼職といっても数多くの仕事があって、自分にはどんな仕事が合っているのか、見当もつかないという悩みも同時に持ちやすいでしょう。

そこでこの記事では、自分にぴったりな昼職の探し方について紹介します。

昼職への転職の前に考えておきたいこと

昼職への転職の前に考えておきたいこと

夜職から昼職へ転職するということは、未経験の業界に転職するということになるでしょう。

20代前半から30代前半の場合、業種や職種によっては多くの企業が未経験者を歓迎しています。つまり、夜職からの昼職転職自体は、それほど難易度が高いものではないということです。

ただ、「転職できる」ことと、「転職してよかったと思える」ことはまったくの別物です。少子高齢社会の2019年現在の日本では、労働人口が減少しています。

このことによって、人手が不足している業界は数多く、転職しようと思えば転職自体は誰もが比較的簡単にできるでしょう。

しかし、肝心なのは転職したその後です。自分がはじめて夜職として勤務した日のことを思い出してみてください。

実際に仕事を始める前に想像していた働き方とまったく同じでしたか?

「もっとラクだと思ってた」「意外と時事ネタの知識も必要なんだな」など、夜職に就く前に想像していたことと違ったことがあったのではないでしょうか。

夜職から昼職に転職することで、それと同じ、あるいはもっと大きなギャップが生まれる可能性が高いのです。

昼職に転職できる可能性よりも、転職してよかったと思えるようにするためには、このようなギャップがあまりないことが望ましいでしょう。転職してよかったと思える仕事は、つまり自分の要望やスキル、適性にマッチする仕事です。

転職しなければよかった、もっと考えて昼職に転職すればよかったと後悔しないために、以下で紹介する昼職の探し方を参考に転職活動を始めることをおすすめします。

転職を後悔しない!自分にぴったりの昼職の探し方

転職を後悔しない!自分にぴったりの昼職の探し方

昼職への転職活動が初めてという人の場合、どんなことから始めたらいいのか分かりにくいものです。

とりあえず求人を見てみたり、興味のある会社を見つけるためにネットサーフィンをしたりしている人も多いのではないでしょうか。
失敗しない転職を実現するためには、以下の順番で初めて行くとよいでしょう。

1.まずは自分を知ることから始める

自分にぴったりの昼職の転職先を見つけるためには、まずは自分がどんな人間なのかを今一度確認しておくことが大切です。

「自分のことは自分が一番よくわかってる!」という人も多いのですが、実際は自分自身の性格や行動特性、今後の希望について、本当によくわかっている人はそう多くはありません。

自分を知るために自分像を掘り下げていくことを「自己分析」と言います。
これは就職活動の際にも重要になるもので、これが深く分析されていればいるほど、自分が仕事に求めていることが明確に分かるのです。

「自己分析なんて難しそう…」という人は、転職サイトのコンテンツでも、無料で自分の適性や性格について調べることができます。
(参考:https://tenshoku.mynavi.jp/opt/society/

自分の強みや弱みといった人としての特性を自分自身で理解していれば、そこから大きく外れないような仕事を探せるでしょう。

2.どんな雇用形態で働きたいのかを考える

自分がどのような性格で、どのような適性があるのかについて分かったら、次は理想の働き方について考えてみましょう。

昼職に転職するというと、いきなり正社員を考える人が多いものですが、大切なのは自分がどのように働きたいかです。

もちろん、夜職からいきなり正社員に転職することによって、夜職の時よりも給料が大幅に減ることを防ぐことができます。社会保険やその他の福利厚生も充実しているため、メリットを多く感じることができる可能性があります。

一方で、正社員の場合勤務時間が長く、夜職時に比べて時間拘束が長くなるでしょう。

生活時間帯が一転するだけでもストレスなのに、朝9時から夜の17時、18時、19時まで労働することに体がついていけるかどうか心配な人は、いきなり正社員として転職することは避けたほうがよい場合があります。

夜職から昼職に慣れるまでの間、アルバイトやパートで勤務し、正社員登用制度を利用して、慣れてきたら登用試験を受けてみる…という働き方もあります。

3.どんな業界で働きたいのかを考える

雇用形態について、自分の理想とする答えが出たら、どのような業界(業種)で働きたいのかについて考えましょう。

業界は大きく分けて、「金融」「不動産」「教育」「メーカー」「広告・出版」「美容・理容」「小売」「商社」「官公庁・団体」などに分けられます。

ちなみに、夜職の業種は「飲食業」「サービス業」「接客業」だと言えます。

夜職の仕事自体は好きで、勤務時間帯や社会保障、人間関係の面が気になって昼職に転職するという人の場合は、業種を変えて転職する必要はないでしょう。

飲食業や接客業として、同じ業界の昼職に転職することによって、夜職で身に着けたスキルや積み重ねてきた経験を転職先で活かすことができるからです。

一方で、夜職の仕事自体がいやで昼職に転職する場合は、異業種転職をした方がよいでしょう。

同じような仕事を、勤務時間帯を変えて転職したところで、また夜職を辞めた時と同じ理由ですぐに転職したくなる可能性が高いからです。

夜職が合わなくて、他の業界で働くために昼職に転職する場合には、まずは業界研究をしてみましょう。

転職者向けの合同説明会に参加してみるのもいいですし、転職サイトによく掲載されている業界マップを参考にするのもおすすめです。

4.どんな企業で働きたいのかを考える

転職したい業界まで絞り込めたら、最後に転職したい企業について考えてみましょう。自分にぴったりの業界まで絞り込めても、最後に結局大切なのは、どの会社で働くか…ということに尽きます。

そのため、ここでは自分にぴったりの企業の探し方について、いくつかの方法を紹介します。

事前に会社見学に行ってみる

一番手っ取り早く、なおかつ情報に間違いがないのが、自分の目で見て確かめてみるという方法です。

会社説明会の会場を自社にしている企業も多いため、このような場合は会社説明会に参加した際に、社内で直接社員の働きぶりや、会社の雰囲気をつかむことができるでしょう。

しかし、中途採用向けの場合は会社説明会を転職者向け合同説明会のように外部のスペースで行うことも多いのも事実です。

このような場合でも、気になる会社に直接問い合わせをしてみて、「会社見学に行ってもよろしいですか」と、個別の会社見学を申し込んでみましょう。

断る企業もありますが、中途採用枠のある企業であれば、快くOKしてくれる会社も多いのです。

社風を調べてみる

今はTwitterなどのSNSで、転職先の情報も簡単に調べることができます。

まずは気になる業界の会社の公式TwitterやInstagramを調べてみましょう。

投稿内容をよく調べることによって、その会社が目指すところや、実際にどんな仕事をしているのかを知ることができます。

次に、Twitterの高性能検索を使って、その会社で実際に働いている人や、働いたことがある人のツイートを調べてみましょう。カギ付きのアカウント以外なら、個人のツイートから非常にリアルなその会社の社風が見てとれるでしょう。

このように調べてみた結果、自己分析した自分の性格や適性にマッチしていれば、転職先として実際に応募してみてもよいでしょう。

口コミを調べてみる

転職サイトや、転職希望者向けの情報サイトでは、実際にその会社に勤務したことがある人の口コミを見ることができます。

口コミサイトの場合は、匿名で投稿できるため、ネガティブ情報も遠慮なく書き込まれています。

一方で、ポジティブな情報についても遠慮なく書き込まれているため、転職前にその会社がどのような会社なのか、より詳しく把握することができるでしょう。

口コミサイトの中には、「給与」「やりがい」「福利厚生」などの項目別に投稿者が点数をつけて、5点中4点のように採点できるようになっているところが多くなっています。

もしも自分に合いそうな業界までは絞り込めたけど、会社選びで迷っている…という場合には、希望の業界を選んで、口コミ総合点数が高い企業を選ぶことで、より失敗しない転職先を選べる可能性が高くなるでしょう。

まとめ:自分にぴったりの昼職転職先を見つけるには、自分と会社をよく知ることが大切

まとめ:自分にぴったりの昼職転職先を見つけるには、自分と会社をよく知ることが大切

夜職から昼職に転職する時、一番にしておきたいのは、「自分という人間をよく理解すること」です。

世の中には、未経験で働けて、しかも待遇もまあまあいい…という仕事は少なくありません。

条件的には良好に見えても、実際に働いてみたら、想像以上にキツかった、自分には合わなかったという理由で転職に失敗し、さらに転職を繰り返す人もいます。

このようなことにならないためには、会社側の条件も大切ですが、自分がどんな昼職に就きたくて、どんな仕事が向いているのかについて目を向けることが何よりも大切です。

性格、行動の特徴、持っているスキルと、こんな仕事がしたいという願望・要望を突き詰めて考えてみましょう。

その上で、自分が求める条件にぴったりな会社を見つけるために、雇用形態を選び、業界を選び、最後に会社を選ぶようにすることをおすすめします。

転職を頻繁に繰り返すと、次の転職時の採用に不利になることも多いものです。

夜職から自分にぴったりの昼職に転職するためにも、まずは自己分析から始めてみましょう。