コロナ禍でも比較的影響を受けにくいとして、今、会員制ラウンジに再注目が集まっています。会員制のため入店制限もしやすく、キャバクラのような近距離接客をしていないことも多いためです。
ただ、会員制ラウンジとキャバクラでは、服装で決定的な違いがあります。この違いを知らずに面接に行くと、採用されるはずの面接も不採用になる可能性もあるのです。
そこで今回は、会員制ラウンジでラウンジ嬢として働く時におすすめの服装と、服装選びの注意点について紹介します。
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会員制ラウンジ嬢とキャバ嬢ではココが違う!服装の違い

同じ夜職でも、会員制ラウンジとキャバクラではキャストの服装の間に決定的な違いがあります。
それは、会員制ラウンジでは「私服」で働くということです。
キャバ嬢経験がある方は、まずこの時点で「え、私服でいいの?」と衝撃を受けるでしょう。
キャバクラでは、いわゆる「キャバワンピ」「キャバドレス」と呼ばれるような衣装があり、それ以外の服装での接客はまずありません。
髪型もきちんとセットして、華やかで男性ウケの良い、セクシーなイメージの外見で統一されています。
しかし、会員制ラウンジ嬢の場合は基本的に私服で出勤し、私服で接客します。
中にはデニムなどのカジュアルな私服で出勤し、ラウンジ用の私服っぽい服装に着替える人もいます。
ラウンジでは髪型のセットも自分でするため、キャバクラのようなきっちりセットではなく、自宅や控え室でアイロンを使い、ゆるく巻くだけ、という人が多くなっています。
キャバクラから会員制ラウンジに転職する人や、初めての夜職で会員制ラウンジを選ぶ方は、面接のときからキャバクラのイメージで服装を選ぶと大失敗するため、注意しましょう。
会員制ラウンジで働くなら、この服装がおすすめ!

では、実際に会員制ラウンジで働くには、どのような服装で行けばいいのでしょうか?
「私服出勤」と言われる会員制ラウンジで、どんな服装で行けばいいのか、具体的な服装や、参考にするべきファッション雑誌を紹介します。
間違いないのは、セクシーすぎないワンピース
会員制ラウンジに何を着て出勤すればいいのか、「私服」とだけ指定されても困る人が多いでしょう。
間違いなくどのお店でも、これを着ていけばOK!という服装があります。
それが「セクシーすぎないワンピース」です。
いわゆるキャバワンピと呼ばれるようなワンピースは、スカート丈も短く、タイトで、胸元もかなり開いたものが多くなっています。
会員制ラウンジでは、そのようなキャバワンピ的なセクシーな要素は、それほど必要ではありません。
むしろスカート丈は膝くらいで、シルエットも少しフレアーで上品なワンピースの方が好まれる傾向があります。
会員制ラウンジは、男性客がほとんどのキャバクラに比べて、女性客もほんの少しですが見かけることがあります。
客層が、性的な接待を求めているわけではなく、「容姿がずば抜けて良く、接客の質が高く、品のある女性とお酒・会話を楽しみたい」方が多いこともあり、衣装にセクシーさは不要なのです。
キャバクラから会員制ラウンジに転職した女性は、このあたりの感覚がつかみにくく、面接や初出勤でキャバワンピを着て来て気まずい思いをする、という人もいます。
ラウンジ嬢が参考にするべき雑誌はこれ!着こなしやブランドを参考にしよう
上品なワンピースって、よく分からない…という人は、雑誌を見て雰囲気を掴む方が簡単かもしれません。
同じ会員制ラウンジでも、働く女性のキャラクターや、お店のカラーによって、少しだけ服装にも違いがあります。
共通して過度な露出をしないのですが、色味やシルエットに少し違いがあるのです。
お嬢様っぽい上品な着こなしなら、『美人百花』が参考になります。
ブランドで言うと、Apuweiser-riche(アプワイザーリッシェ)や、MISCH MASCH(ミッシュマッシュ)などが挙げられます。
上記は花柄モチーフなど、女性らしい色味・柄が特徴的で、年齢を問わず男性からの支持が高いのに、女性からも好かれる清楚な雰囲気が演出できます。
綺麗なお姉さんっぽい着こなしなら『CanCam』『JJ』あたりが参考になります。
ブランドで言うと、dazzlin(ダズリン)、MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)などが挙げられます。
EMODA(エモダ)あたりも、大型ショッピングモールに入っていて、買い物がしやすく、よく愛用されているブランドです。
シルエットは少しタイトめで、美人百花よりも少し露出度が高く、ちょうど良いセクシーさが演出できます。
上記で紹介したブランドの店頭マネキンの着こなしを見たり、ブランドのインスタを見たり、LOOK BOOKを見たりするだけでも、会員制ラウンジに適した服装が分かるので、面接前にチェックしておくことをおすすめします。
会員制ラウンジ嬢の服装選びの注意点

服装の参考にできる雑誌やブランドについて紹介しましたが、ブランドの中には「選んではいけない服装」もあります。
また、よく分からずになんとなく選んだ服装で出勤して、スタッフに注意されることもあります。
そこでここでは、服装選びの際に気をつけたい注意点について紹介しましょう。
ザ・夜職!という服装は避ける
会員制ラウンジでは、キャバクラのような華美でセクシーな雰囲気はあまり好まれません。
お客様の客単価も、また年齢層も高い傾向にあり、「美しい女性と、落ち着いて会話を楽しみたい」という要望を持っているお客様が多く訪れます。
だからこそ、服装に「夜職っぽさ」が出ないように気をつけましょう。
具体的には、キャバクラで着るようなワンピースは着ない、ヘアスタイルはナチュラルにするように心がけることです。
実際に、私服で会員制ラウンジの面接を受けて採用された人が、「初出勤だし」と気合を入れてキャバワンピで出勤したら、「その服装では無理」と、当日の出勤をお店側から拒否された人もいます。
あくまでも「素人っぽさ」を残して、メイクも盛り過ぎず、夜職感は出来るだけ出ないように気をつけましょう。
デニム生地はNG

「私服出勤」というと、タイトジーンズなどで出勤する人もいるのですが、実はデニム生地が全般的にNGです。
海外セレブも私服でデニムを着こなしていますし、この記事で紹介してきた雑誌でも、デニム特集が定期的に掲載されているため、「会員制ラウンジはデニム生地でもOK」と勘違いしてしまう人がいます。
しかし、デニム生地はそもそもアメリカのゴールドラッシュ時代に、労働者が作業着として着用していた背景があり、「高級感」を売りにする場所には、TPO的にマッチしません。
年齢層の高いお客様の中には、「高い金を払っているのに、作業着なんか着て!」と不快に思われる方もいらっしゃるようです。
そのため、ブランド服であっても、デニム生地のものは避けるようにしましょう。
靴は絶対にハイヒール
最近の足元のおしゃれでは、スニーカーやペタンコ靴(ノーヒール)が主流になってきており、私服でハイヒールを履く人は少なくなっています。
しかし、会員制ラウンジで働く時には、服装に合わせてハイヒールを履くようにしましょう。
お店によっては、ハイヒールを暗に義務付けているところもあります。
会員制ラウンジで働いたことがあるある女性は、「3cmくらいのローヒールで出勤しても、あとで店長に注意された」と言います。
男性にとっての憧れの女性を演出するためにも、最低でも5cm、ハイヒールに慣れている方の場合は7〜8cm程度のハイヒールを選ぶと良いでしょう。
まとめ:ラウンジ嬢としての服装は、綺麗なお姉さんっぽい私服が正解!生地選びも注意しよう

会員制ラウンジでは、夜職っぽい雰囲気を出さないように、『CanCam』『美人百花』などの雑誌を参考に、綺麗なお姉さんを演出する私服で出勤しましょう。
ただ、デニム生地はNGです。
また、価格で選び過ぎて、生地が安っぽいポリエステルだと、座った時のシワが目立ったり、審美眼のあるお客様からは見放されてしまう可能性があります。
座った時のシワが目立ちにくく、なおかつ高見えする生地を選びつつ、デザインは派手すぎないものを選ぶのがベストです。
足元のハイヒールと合わせて、「もう一度会いたくなる、素敵な女性」を演出しましょう。