夜職は昼職に比べると短時間で稼げる仕事であり、将来の目標のために働いている人もたくさんいます。

それでも一生続けられる仕事ではないのも事実です。さらに新型コロナウイルスの影響もあり、営業時間や環境の変化によって、思っていた未来と違うと感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし、いざ転職をしようとしても、夜職の世界は辞めるときの方が人間関係で大変なことも⋯⋯。そこでこの記事では、水商売をスムーズに辞めるための手順について紹介します。

【こんな辞め方は危険!】水商売を辞めるときに避けるべき方法

昼職の転職先を探す時、やりたいことが見つからない人は多い

水商売を辞めるということは、違う仕事や生き方を選択したということでしょう。

新しい仕事や生き方を満喫するために、以下のような辞め方はなるべく避けましょう。

何も言わずに辞める

夜職の仕事は華やかな反面、身体や心を酷使する仕事であり、やめたくなる瞬間が誰にでもあります。

夜職はサービス業なので、人手が足りなくなると連勤になる上に、キャスト間のいじめや派閥争いがあるお店もあり、そういった点から精神的にも辛い思いをして働いている方もいらっしゃるでしょう。

だからといって、何も言わずに辞めることはおすすめできません確かに夜職はアルバイトの人も多く、辞めることも正社員に比べれば自由だと考えられるかもしれませんね。

しかしアルバイトであっても、お店側とは雇用契約にあり「これからもお店のために頑張ってくれる」という見込みがあるから給料を支払うのです。そんなあなたが突然辞めてしまうと「お店」「同僚」「お客様」と多くの人に迷惑をかけることになりますね。

しかし辞めることは労働者の自由であり特権ですので、堂々と辞める意思を伝え転職活動することが一番両者が満足のいく退職の形となります。

稀に「辞めるなら、他の女の子を紹介して」と要求をしてくるお店もありますが、その必要はありません!もしあなたが「お世話になったお店に恩返しがしたい!」と思うのなら紹介してあげると今後も良い関係でいれるかもしれません。

「もう辞めて関係なくなるから」とお店の愚痴や文句を言って辞める

2つ目に気をつけたいのが「もう辞めて関係なくなるから」とお店の愚痴や文句を行って辞めることです。あまりにも大きなストレスを抱えながら働いている方の中には、「辞めるときは絶対あの人に◯◯って言ってやる!」と思っている人も多いのではないでしょうか。

特にキャスト同士のトラブルが多い夜職では、「あなたにいじめられたから辞める」「いつまでも人気があると思わないで」と、傷つける目的で伝える人もいます。

しかし、愚痴や文句を吐いてスッキリするのは一瞬だけですし、相手からもっとひどい言葉を返されて「言わなきゃよかった」と後悔することさえあるものです。

さらにひどい言葉を返されなくても、同じ街で暮らしている限り、いつどこでばったり会うか分かりません。そのとき、辞めぎわに吐いた捨て台詞の「お返し」が倍になって返ってくる可能性もあります。

スムーズに、そして綺麗に辞めるためにも、最終出勤日に捨て台詞を吐くのはやめておきましょう。

嬉しくてつい昼職の転職先を話してしまう

3つ目に気をつけたい点が、転職先の話をしてしまうことです。いざ転職先が決まった後は、お店からの「引き止め」をいかにすり抜けるかが、水商売を辞める時の一番の課題となります。

スタッフが退職すると、お店は新しくキャストを雇う労力や、教育し直すコストがかかります。

ですのであなたの業績悪化が原因でもない限り、いろいろな手を使って引き止めてくるでしょう。意思の弱い方であれば、引き留めに応じ「やっぱりもう少し続けてみようかな」と、転職を諦めてしまう人もいるのです。

引き止められると、つい嬉しくなり「実はもう転職先が決まっていて」と、転職先を明かしてしまう人もいます。

しかし、これはやめておいたほうがいいでしょう。責任者には店舗の売り上げやスタッフを管理するのが仕事なので、あなたを様々な言葉で誘惑したり不安にさせたりしてきます。

引き留めの一例
「聞いたことあるんだけど、そこもうすぐ潰れるんでしょ?」
「きついって評判の業界だよね」
「本当に大丈夫?」

このように転職することが不安になるような言葉を投げかけてくる場合は注意が必要です

強い意思を持つ人でも、何度も転職先の不安なことを言われてしまうと「このまま夜職続けた方が、本当にいいのかも」と心変わりするかもしれません一度こう思ってしまうと、スムーズに水商売を辞めることは困難です。

そうならない為にも、転職活動することも伝えるべきではありません。それでも不安に思ってしまったら、夜職から昼職への転職サービスに相談するのもおすすめです。

昼職への転職を希望されるなら「昼職キャリアの無料相談LINE」でいつでもお仕事紹介ができますよ♪

昼職に転職するために!水商売をスムーズに辞めるための手順

事務職にはいろいろな種類がある

それではここから、水商売をスムーズに辞める時の3つのポイントについて解説して行きます

水商売をスムーズに辞めるために必要なことは以下の3つ。

水商売をスムーズに辞める3つのポイント
  1. お店の人には言わずに転職活動を始める
  2. 転職先が決定した時点で、店長に退職届を提出する
  3. 退職理由は言わず、転職先も言わない

水商売をスムーズに辞めるために、3つのポイントを守り、思いつきや感情に任せた行動は避けて人生を変える転職をしましょう!

お店の人には言わずに転職活動を始める

まず、スムーズに辞めるためには、次の転職先を決めておく必要があります転職先が決まっていれば決心もかたく、お店からの引き止めには応じにくくなるでしょう。

また、お店としても「もう転職先は決まっている」と言われると強く引き止めにくくなります。さらに辞めると宣言してからなかなか仕事が見つからず、結局職場に残るなんてことになれば、給与や待遇の面でも現状から悪化する可能性すらありますよね。

転職活動に必要なのものは「履歴書」「職務経歴書」「時間」の3つだけです。

履歴書や職務経歴書と聞くと一見難しそうに感じるかもしれませんが、苦手なことはプロに頼んでしまうのも一つの方法です。

昼職キャリアでは、面倒な書類の作成をプロのサポートを受けながら進めていくことができるので、一度「無料相談LINE」をしてみるのもおすすめです。

昼職とは違い、水商売は夜間がメインの業務時間になりますので、出勤前にこっそりと転職活動をすれば時間の問題も解決しやすいでしょう。

またリモートワークなどの普及により、オンラインで面接をしてくれる企業も多く、一昔前に比べると格段に転職活動がしやすくなっています。事務職や企業のOLを目指すのであれば今がチャンスと言えるかもしれませんね!

転職先が決定した時点で、店長に退職届を提出する

順調に転職先が決定し、入社予定日も決まったら、今度は退職の手続きに入りましょう。

夜職の世界ではあまり一般的ではないのですが、退職を希望する場合、アルバイトでも「退職願」または「退職届」を提出します。この2つは1文字しか違わないものの、法的な効果が大きく変わってきます。

「退職願」と「退職届」の違い

退職願 一度提出しても、取り下げることのできるもの。効力が退職届に比べて弱い
退職届 一度提出すると撤回することができず、お店も受理すると引き止めることができなくなります。

退職願は取り下げて撤回できるのですが、退職届は撤回できません分かりやすくいうと、退職届は「私、やめます!」と宣言するという感じになります。

昼職に転職する意思がかたく、揺るがないならば最初から退職届を提出しましょう。退職届を受け取った時点で、お店は退職の意思を認めたということになります。

そのため引き止めにあい、「やめさせるわけにはいかない」と言われても「退職届を受理されましたよね?」と言えば、スムーズにやめられるでしょう。

退職届はWEB上でダウンロードしたり、書店などで購入できますので、自分を守るためにも書くことをおすすめします。

退職理由は言わず、転職先も言わない

退職届には退職理由を記入する欄がありますが、正直に答える必要はありません。また、退職理由や転職先を口頭で聞かれた場合も答える必要はありません。

もちろん、今の職場に感謝していて、店長と関係性がきずけているのなら伝える方がお互い気持ちよく退職できるでしょう。

しかし「退職届に正直に書かない」のも夜職をスムーズに辞めるために需要なポイントです。例えば「給料が安い」「出勤日が多すぎる」など、具体的な要望を書くと引き止めの材料になってしまいます。

「給料が安いのが嫌なの?じゃあ、これくらい上げたらいいよね?」
「シフト、来月から◯◯ちゃんの好きにしていいから」

など、甘い言葉に乗せられて、うまく辞められない…とならないためにも、一言「一身上の都合により」だけでいいのです。

もちろん、店長からは顔を合わせたときに「何がそんなに嫌なの?どうして?」と理由をしつこく尋ねられるかもしれませんが、気にする必要はありません。

ただ、本当に給料が上がれば残っても良いと思っている場合は別です。交渉の材料として退職をチラつかせることも駆け引きになる可能性もありますので、一度自身の転職理由に向き合ってみることをおすすめします。

【まとめ】水商売をスムーズに辞めるために必要な3つのこと

水商売をスムーズに辞めるためには、「履歴書」「職務経歴書」「時間」「退職届」などの用意が必要です。

これらを全て一人で用意するのは大変かもしれませんし、辞める理由が緊急である場合は、ここで紹介してきた手順を全て実行するのは難しいかもしれませんね。

しかし、夜職を辞める理由が「体調不良」「何歳まででも働けるわけじゃない」「生活リズムを昼型に整えたい」などの場合には、少し辞めるまでに時間を取れるので一度プロに相談してみるのもアリだと思います。

転職活動は、人によって数週間から数ヶ月かかることもあります。そのため、夜職を辞めるという決断をしたら「いつかやる」のではなく「すぐに」行動に移すようにしましょう

特に人気の昼職は競争率も高く、やりたかった仕事に転職するにも、早く行動を起こした人の方が転職成功に至る可能性は高いはずです。

迷っているならまずは無料相談し、スムーズな転職活動にしていきましょう!