これから夜職で働こうとしている人の中には、求人で「ニュークラブ」という勤務先を見つけて、「キャバクラとどう違うの?」と疑問に感じている人もいるでしょう。
そこで今回は、ニュークラブとはそもそも何なのか、ニュークラブとラウンジ・キャバクラとの違いについて、仕事内容や勤務時の服装・報酬・客層を比較しながら解説します。
もっと効率的にたくさん稼ぎたい人は、ニュークラブについて知っておいて損はないでしょう。
Contents
そもそもニュークラブって何?キャストにメリットはある?

ニュークラブは、もともとあった「クラブ」という名称の夜職が、よりお店もキャストも効率的に稼げるような形に発展したものです。
クラブは一般的にセット料金が決まっていて、お客さんは何時間いても同一料金で遊べるというものでした。
しかし、時代の移り変わりとともに、それでは客層が下がり、1日の売り上げに限界があることから、もっと効率的に売り上げを伸ばせる営業方法として確立されたのが「ニュークラブ」です。
ニュークラブでは、クラブと違って時間制が導入されているため、セット料金とは別に、時間ごとに料金が発生します。
クラブにはなかった「延長」という概念があり、これによってお店もキャストもより効率的に稼ぐことができるようになりました。
ニュークラブは全国の主要な繁華街で見られることが多く、人口密度の少ない地方郊外などではほぼ見かけることはありません。
ニュークラブで働くなら、一都三県か、政令指定都市の繁華街に限られるということです。
働く場所が限られる代わりに、夜職の中でもキャストにとっては短時間で効率的に稼げることがメリットとなります。
もちろん容姿やスキルに一定の基準が問われるため、誰もが働ける訳ではありませんが、逆に言えば容姿に自信があるのに地方でくすぶっている人は、都心のニュークラブで働いた方がよっぽど稼げるということです。
ニュークラブを徹底解説!ラウンジとキャバクラとの違いは?

ニュークラブとラウンジ・キャバクラでは、実は仕事内容に大きな差はありません。
接客がメインであり、スナックなどと違い雑用系の仕事は全て黒服のスタッフが行なってくれます。
ただ、ニュークラブ・ラウンジ・キャバクラのうち、キャバクラだけがお客さんにお酒をつくるという仕事があります。
ニュークラブやラウンジでは、お酒はキャストがオーダーして終わりのため、そこが大きな違いとなるでしょう。
ここでは、ニュークラブ・ラウンジ・キャバクラではそれぞれどんな服装で働き、どれくらい稼ぎが違うのかについて、比較しながら解説しましょう。
ラウンジとニュークラブとの違い
ラウンジは、クラブとスナックとの中間にあるような立ち位置であり、ニュークラブに比べて少しカジュアルな印象の夜職です。
ハウスボトルがなく、ボトルキープが多いため、新規客よりも常連客が多い傾向があり、時間制であるニュークラブと比べてフリータイム制が多いところが違います。
では、客層やキャストの年齢層、服装や報酬について違いを見てみましょう。
客層とキャストの年齢層の違い
ニュークラブは、時間制で料金設定も高いことから、客層も落ち着いている傾向があります。
その点で言えば、ニュークラブとラウンジは似ていると言えるでしょう。
ラウンジもニュークラブも客層の年齢が高く、それに伴ってキャストの年齢層も20代後半の人も多く、年齢を重ねても働けるという共通点があります。
ただ、ラウンジの中でも会員制ではないラウンジの場合、もっとお客さんとキャストの年齢層は低くなります。
会員制ラウンジの方が利用料金が高いため、ハードルも高くなっているからだと考えられます。
- ラウンジもニュークラブも客層の年齢は高い傾向
- キャストの年齢層は20代後半の人も多い
- 会員制ではないラウンジの場合はお客さんとキャストの年齢層は低くなる
キャストの服装の違い
しかし、キャストの服装には、かなりの違いがあります。
ラウンジではプロにヘアセットしてもらう人は少なく、ほとんどが自宅でゆるくカールさせたり、ハーフアップしたりするなど、「綺麗めなOL」のような髪型で出勤します。
服装はボディコンシャスなコンサバスタイルから、少し着崩した大人めなスタイルまで、ラウンジ嬢によって個人差がありますが、中には私服で接客する人もいます。
一方、ニュークラブはより高級感を売りにしているため、私服での接客はもってのほかです。
ニュークラブは高価格帯のため、キャストの服装もかなりドレスアップする必要があります。
お店の高級感にマッチするよう、1着3〜5万円ほどの落ち着いたドレススタイルが多く、ハイヒールが必須です。
- ラウンジの場合『綺麗めなOL』のようなヘアスタイル、中には私服で接客する人も
- ニュークラブは高価格帯のため、ドレスアップする必要あり
報酬の違い
ラウンジの平均時給は3,000円、ニュークラブの平均時給は5,000円以上と、ニュークラブの方が断然報酬が高い傾向があります。
より短時間で効率的にたくさん稼ぎたい!という人は、ニュークラブの方が向いていると言えるでしょう。
ただし、報酬が高い分、ニュークラブは入店までのハードルが高めです。
求められる顔やスタイル、接客のレベルがかなり高く、応募しても落ちるケースが多いのです。
ラウンジで働いていた人がニュークラブの面接を受けて落ちた…ということもあります。
- ラウンジの平均時給は3,000円、ニュークラブの平均時給は5,000円以上
- 報酬が高い分、ニュークラブは入店までのハードルが高い
キャバクラとニューラウンジとの違い
キャバクラは夜職の中でも店舗数もキャスト数も多く、ボトルキープもハウスボトルもどちらもあるケースが多く、時間制が多い夜職です。
ニュークラブに比べて、かなりカジュアルな印象であり、初めて夜職で働く女性に選ばれやすい傾向があります。
では、客層やキャストの年齢層、服装や報酬について違いを見てみましょう。
客層とキャストの年齢層の違い
キャバクラはニュークラブに比べてかなりカジュアルなお店が多いため、客層もキャストの年齢層も低い傾向があります。
お客さんは20代も多く、キャバ嬢も20代前半がボリュームゾーンとなっており、店内の雰囲気も盛り上がりを重視した接客により、明るくテンションが高いイメージです。
お客さんの年齢層が低く、それにともなって客単価も低い傾向があります。
時間制ではあるものの、延長するお客さんが少なく、ドリンクやフードの価格帯がニュークラブよりも低いことが影響していると言えるでしょう。
- ニュークラブに比べキャバクラのお客さん・キャストの年齢層は共に低め
- お客さんの年齢層が低い関係で客単価も低い
キャストの服装の違い
ニュークラブではエレガント系の高級ドレスが一般的な一方で、キャバ嬢は「キャバワンピ」「キャバドレス」と呼ばれる独特な服装が一般的です。
キャバワンピやキャバドレスは、生地が化学繊維でリーズナブルなものが多く、露出度が高いという特徴があります。
ニュークラブのドレスはスリットなし、ボディラインを強調するようなマーメイドライン系が多い一方、キャバワンピはミニ丈、キャバドレスは深いスリットが入っていることが多く、デザイン面でも違いがあります。
- キャバクラの主流は露出度の高い『キャバワンピ』『キャバドレス』
- ニュークラブのドレスはボディラインを強調するようなマーメイドライン系が多い
報酬の違い
ニュークラブの時給が5,000円程度であるのに対し、キャバクラの平均時給は2,500〜3,000円がボリュームゾーンとなっています。
ラウンジ同様、やはりニュークラブの方が報酬が高く、月給にするとニュークラブが50万円、キャバクラが30万円(どちらもコンスタントに指名が入るようなナンバー系の場合)と違いがあります。
しかし、キャバクラは体験入店から余程のことがなければ採用されますが、ニュークラブはラウンジでも解説したように容姿やスタイルで体験入店すらさせてもらえないケースもあります。
- ニュークラブの時給は5,000円程度、キャバクラの平均時給は2,500〜3,000円
- キャバクラは基本的に採用される可能性が高いが、ニュークラブの場合容姿やスタイルで体験入店すらさせてもらえないケースもあり
まとめ:ラウンジやキャバクラより高時給!容姿やスタイルに自信がある人こそニュークラブで賢く稼ごう

ラウンジやキャバクラに比べて、ニュークラブはかなり報酬が高く、夜職の中でも洗練された豪華な店内で働くことができます。
しかし着用するドレスもラウンジやキャバクラと比較すると高級であり、ドレス代、ヘアセット代など支出もそれなりにかかることは覚悟しておきましょう。
また、稼げるからニュークラブで働きたい!と思っても、入店までのハードルがラウンジやキャバクラと違ってかなり高い傾向があります。
顔やスタイルによっては、体験入店すらさせてもらえずに、働きたいけど働けないという女性も多いのです。
だからこそ、今低い時給で働いているけれど、顔やスタイルに自信がある!という方は、ニュークラブでならチャンスを掴める可能性があります。
いまいち自信がない人も、メイクや補正下着などで調整して体験入店に応募してみると、もしかしたらチャンスがあるかもしれません。
客層もよく、コネクションを見つけるチャンスもあるニュークラブで、賢くしっかり稼ぎましょう。