水商売をしている人や、これから始めようとしている人の中には「結婚できるか心配」と思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、夜職経験者や現役の人が結婚したくないと思われてしまう理由と結婚するために気をつけるべきポイントについて解説します。

偏見も多く、結婚に不向きと言われがちな夜の業界ですが、きちんと対策をして行けば結婚も夢ではありません!

水商売の女性と結婚したくない!と思われてしまう理由

水商売の女性が、自分自身で「結婚できるかな」と不安になってしまうのには、理由があります。それは、水商売というだけで偏見を持つ男性がいることを直感的に知っているからでしょう。

結婚には、個人の価値観が大きく影響を及ぼしますが、ここでは水商売という仕事を選んだ女性が、男性に「結婚したくない!」「結婚できない!」と思われてしまう理由について紹介します。

浮気されるのではないか、と精神的に落ち着けないから

水商売をしていると、どうしても他の男性とも仕事として会話をしたり、同伴やアフターで2人きりになることがあります。

男性にとっては、付き合っているのに独占できないということから、嫉妬と不安で精神的に落ち着くことができない人が多いものです。結婚に落ち着きを求める男性が多い中、このように自分を不安定な気持ちにさせる女性とは結婚できない!と判断されてしまう可能性があります。

現役ではなく、夜職経験がある女性も同じです。自分自身が元顧客だった場合、あなたの水商売での魅力を十分にわかっている人が多いでしょう。

たとえ今は水商売をやめていても、「この女性なら、すぐに他の男も夢中になる」と、事実とは別に嫉妬したりします。男性をうまくコントロールして指名に持ち込むというスキルが、私生活でも発揮されると勝手に思い込んでいる男性が多いのも事実と言えます。

どちらにしても、男性側の勝手な嫉妬心から、結婚できない、したくない理由になってしまいます。

親や友人に紹介できないから

年齢が高く、昭和の考え方が強い人ほど、水商売への偏見が強くなる傾向があります。交際中の男性が、自分では結婚したい!と思っていても、その親が反対して結婚できないというケースも少なくありません。

現役の場合は特にその傾向が強く、親に紹介したら結婚を反対されたというケースもあります。一方、交際中の男性も結局偏見が強く、「親には紹介できないし、きっと反対されるから」と、結婚直前になって別れを切り出された女性もいました。

親だけではなく、友人にも紹介できないという理由で結婚しなかった男性もいます。「結婚式で、夫婦の出会いを必ず聞かれる。その時、キャバクラで会ったなんて言えない。」という理由です。

今はコロナ禍で、結婚式自体をやらないケースが増えていますが、結局は友人に「正直に言えない」「言いたくない」という理由で、結婚をせずに別れたり、そのまま籍を入れずに交際だけズルズルと続けたりする男性も多いのです。

生活リズムが合わないから

水商売を本業にしていると、どうしても夜型の生活リズムになってしまいます。同じ夜職の人と結婚したり、自分が昼職に転職するなら問題になりにくいでしょう。

しかし、夜職を続けたまま結婚しようとすると、夫となる人としては、「朝起きてくれるかな」「朝ごはんとか、自分で作らなきゃいけないかも」と、結婚観が合わなくなる可能性があります。

生活を共にするのが結婚なのに、生活リズムが合わないことで、夫婦の会話がなくなったり、ストレスが生まれやすくなると考えた男性は、結婚を視野に入れなくなるかもしれません。

金銭感覚がズレてると思われてしまうから

金銭感覚も、結婚の中では大事なことですから、ここを重視する男性は多いでしょう。しかし、水商売の女性とは、この金銭感覚が合わなそうという理由で結婚したがらない男性もいます。

水商売という仕事をしていると、見た目にお金をかけるのも仕事のうちです。ブランド物のバッグや、デパコス、アクセサリーなど、「経費」として女性の魅力をあげるものを購入するのは仕方ありません。

ところが、男性には「金遣いが荒い」「自分が稼いできたお金も、すぐになくなるのでは」「家計管理ができないのでは」と思われてしまいやすいのです。

もちろん家計を管理するのは男性の役割にしてもいいはずですし、水商売の女性がプライベートでも同様のお金遣いをしていないこともあります。それでも、世の中の男性は、まだまだ水商売の女性に先入観を持っているということでしょう。

結婚したくないと思わせないために!夜職経験者が気をつけるべきこと

あなたが結婚したい!と思った男性が、夜職経験があることを理由に結婚したくないと思うこともあります。本来、職業で結婚する・しないを決めることは望ましくはありません。

しかし、ここまで紹介してきたように、どうしても水商売全体に対する偏見が強い男性も多いのです。

ここでは、夜職経験者が結婚したくない!と思われないようにするために、結婚前に気をつけるべきことについて紹介します。

男性にスマホの連絡先を見せて安心してもらう

現役でも、夜職を引退した経験者でも、男性はあなたが魅力的な女性だということを十分知っています。また、その魅力の一つとなっているのが、夜職で培ってきたトークスキルや、容姿の美しさであることも知っているのです。

多くの男性が魅力的な女性を放っておかないことを、過剰に心配する男性もいます。心配するあまり「結婚したくない!」という心理になってしまうのですから、この心配する要素を取り除いてあげればよいでしょう。

具体的には、スマホに登録されている連絡先のリストを一つずつ見せて、これはどういう関係で、やましいことがないことを説明していくことです。
LINEなどの友だちリストでもよいでしょう。

また、結婚するまでの間はこまめに連絡を入れるようにして、他の男性の影をチラつかせないようにします。こうすることで、夜職の顧客との個人的なつながりがないことを納得してもらい、結婚しても安心できることを証明していくことが大切です。

夜職っぽくない容姿になるように気をつける

友人や家族に紹介できない…と悩んでいる男性は、「水商売(元水商売)の女性と結婚前提で付き合ってるなんて、反対されそうだから言えない。だから結婚できない。」と考えている人が多いものです。

そこでこの不安要素を取り除くために、見た目を夜職っぽくなくするように気をつけてみましょう。髪の毛の色は暗めのブラウン、メイクは薄めに、服装は雑誌で例えると『ヴァンサンカン』などを参考に、控えめながらもほどよくトレンドを押さえた服装を試してみましょう。

見た目が夜職に見えないようにするだけでも、周囲の態度は変わるものです。彼氏の友人や家族とも会えるようになれば、結婚したくない!という男性の気持ちも変化していく可能性があります。

男性の前でお金を使わないように気をつける

お金遣いが荒い、という水商売の女性に対する偏見を克服するためにも、態度で実際に倹約家であるところを見せるようにするのがオススメです。

気をつけることとしては、まず男性の前で大きな金額の買い物をしないことでしょう。服やコスメなど、普段からお金をかけているものは、男性の前で買わず、1人で買います。

そしてユニクロのパジャマなどを男性と一緒にいるときに購入することで、金銭感覚が庶民的であるイメージを持たせることができるでしょう。また、男性と一緒に行くお店選びも大切です。

ランチで何千円もするようなお店に行きたい!と言うのではなく、ときにはお弁当を作って行ったり、ファストフードを提案してみるなど、「意外と倹約家なんだな」と思わせることができればよいでしょう。

昼職に転職して生活リズムを変える

あなたのことは好きでも、現役の夜職女性とは結婚するイメージがわかない、という男性の場合は、思い切って転職するという方法がオススメです。

結局、上記で紹介してきたような方法を試してみても、現役の場合は偏見が払拭できないこともあります。服装を昼職っぽくしても、男性が家族や友人に紹介するときには嘘をつくか、気まずい思いをする可能性があり、根本的な解決にはつながらないからです。

昼職に転職することによって、生活リズムが男性と同じ時間帯に合うようになり、友人や家族にも紹介しやすくなるでしょう。

男性としても、夜職よりも男性と蜜な関係になる可能性が低い職場に転職することで、安心できるようになり、結婚という2文字が浮かびやすくなるでしょう。

まとめ:結婚したくない理由を1つずつ潰していけば、可能性は広がる!

結婚したくないという気持ちは、「夜職だから」という理由だけで発生するものではありません。結局は、価値観が合うか、一緒にいて落ち着くかなど、職業とは関係のない部分も大きく影響してきます。

それでも、今回紹介してきたように、夜職だから、元夜職だからという理由で結婚したくないと思う男性がいるのも事実です。しかし、価値観が合っていて、職業だけの問題なのであれば、問題の元となっているものを1つずつ潰していけばいいのです。

結婚したくない理由のトップが「現役の水商売だから」というものであれば、昼職に転職するという決断も必要です。「俺のために、そこまでしてくれるのか」と男性が感じれば、より結婚への道も近くなるでしょう。