キャバクラで働いてみると、「こんなに色々なノルマがあるのか!」と驚いた人も多いのではないでしょうか。
お店によっては複数のノルマがあって、軽々と達成している他のキャストを見ながら、自分はキャバ嬢に向いてないのかなと思うこともあるでしょう。
そこで今回は、キャバクラのノルマがきつい理由と、きついと感じた時に考えるべきことや具体的な行動について紹介します。
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キャバクラのノルマがきつい理由
今はノルマと言わず、「目標」と呼ぶお店も増えていますが、中身はノルマとまったく同じです。お店によっては過酷な複数のノルマが設定されていることもあり、キャバクラで働いて間もない人だけではなく、長く勤めている人ですら、きついと感じている人も多いでしょう。
ここでは、キャバクラのノルマがきつい理由について紹介します。
ノルマの種類がたくさんあって、対応しきれない
キャバクラのノルマというと、働いたことがない方は売り上げのノルマを想像しやすいでしょう。しかし、実際はもっとたくさんの種類のノルマがあります。
まず「出勤ノルマ」があるお店では、その月に何日出勤するかという日数が決められています。
本業でキャバ嬢だけに専念している人なら、簡単に達成できますが、本業が別にあってキャバクラが副業の場合、本業が忙しい時期は出勤ノルマを達成しにくくなるでしょう。
他にも、指名ノルマや同伴ノルマもあります。
- 指名ノルマ:その月に何回指名を取れるかというノルマ
- 同伴ノルマ:その月に何回同伴出勤・店内同伴ができるかというノルマ
- 売り上げノルマ:月間の売り上げ目標に対するノルマ
指名も同伴も、お店の直接の利益につながり、利益が確定するというメリットがあるので、厳しめに設定してくるお店が多いのです。しかし、いつまでたっても指名や同伴が取れない人にとって、このノルマは苦痛でしかありません。
そしてみなさんご存知の売り上げノルマです。その月の売り上げを個人でいくら達成するか、というもので、これはキャバ嬢としての人気によって金額設定が変わってきます。お店によっては売れてないキャストにも無理な売り上げ金額を設定してくるので、ここでかなりきついと感じる人が増えるでしょう。
あなたの性格や目的がキャバクラと合っていない
キャバクラのノルマがきついと感じる理由として、あなたの性格や、お金を稼ぐ目的がキャバクラとマッチしていないことが考えられます。
元々引っ込み思案で人見知りなのに、初対面の異性にグイグイ営業を切り込んでいくというキャバクラのスタイルがフィットしにくいというケースが考えられるでしょう。
また、副業でキャバ嬢をしている人は、昼間働いていて夜にできる副業としてキャバクラを選んでいる人もいるでしょう。しかし、夜に稼げる仕事は、他にもオンラインで文章を書いたり、得意なイラストでお金を稼ぐことなどもあります。
このように、キャバクラに向いている性格や、働く目的と、あなた自身の性格や、働くことの目的が不一致状態にあると、きつく感じるのも当然です。あなたが悪いのではなく、キャバクラが悪いのでもありません。
ただ単に、あなたが働く環境として、キャバクラが最適ではないということなのです。
キャバクラのノルマがきつい!そう感じたときにとるべき行動
ここまで、あなたがキャバクラのノルマがきつい理由について紹介してきました。
問題は、きついと感じたときにどのような行動をとるべきかということです。ここでは、キャバクラのノルマがきついと感じたときにとるべき行動について紹介します。
ノルマのないキャバクラに転職する
今あなたがノルマがきついと感じているのであれば、ノルマがないキャバクラを探して転職することをおすすめします。
基本的に、お店側もキャスト1人が稼ぐ売り上げを最大限上げるためにノルマを設定しています。キャスト同士を競わせることで、全体の売り上げ向上にもつながるという経営者の目線で作られたのがノルマです。
ただ、中にはノルマがないキャバクラもあります。首都圏ではあまり見かけませんが、地方都市などでは価格競争が起こりにくい地域で、ノルマなしの求人もよくあります。
「キャバクラでの仕事自体は好きだけど、ノルマだけが嫌!」という場合には、多少遠くてもこのようなノルマのないキャバクラに転職することで問題が解決できるでしょう。
キャバクラ以外の水商売に転職する
キャバクラのノルマがきついと感じたら、ノルマがない別の水商売への転職を考えてもいいでしょう。
キャバクラのように時間制ではなく、スナックのようにセット料金で、さらに時間制限のないような水商売では、ノルマがないお店が多い傾向にあります。
ノルマのないキャバクラに転職しても、お店の方針が変わればすぐにそのお店もノルマが発生する運営形態に変わる可能性があるので、元からノルマという概念がない水商売に転職した方が、長く快適に働けるということです。
ノルマがきついことを店長に相談してみる
これは店長との信頼関係がある程度築かれている場合に限りますが、あなた自身が感じているきつさを店長に相談してみるという方法もあります。
管理職である店長に、仕事の悩みや辛いと感じていることを相談することは、労働システムとても自然なことであり、店長も従業員の労働環境を整える義務があります。
ただし、キャバクラの場合は雇われ店長であることが大半であり、相談しても話にならず、
「◯◯ちゃんならできるでしょ」
「もっと(ノルマ達成のために)やれることあるんじゃない?」など言われてしまう場合もあります。
あなたが勤務しているキャバクラの規模が小さく、店長が雇われではなく、実際の経営者である場合は、相談することで労働システムを改善してくれる可能性もあるので、ダメ元で相談してみることをおすすめします。
ノルマのない昼職に転職する
ノルマがきついと感じている方の中には、昼職に転職すればいいのかも!と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は昼職にもノルマがある仕事は、割と多くあります。
例えばどの業界に転職しても、「営業」「販売」系の昼職は、キャバクラと同じくらいか、もっときついノルマを設定されていることがほとんどです。
保険の営業、化粧品販売のBA(ビューティーアドバイザー)、アパレル販売、学習塾の営業など、転職しやすいと言われる仕事の多くには、きついノルマがあります。
昼職の中でも、事務職や、Webデザイナー、エンジニアなどの仕事はノルマがないため、ノルマで苦しめられることはないでしょう。本当にノルマだけが辛いのであれば、このような昼職に転職することで悩みを解決できるかもしれません。
まとめ:ノルマがきつい時は、ノルマのない仕事に転職して早めに悩みをなくそう
キャバクラなどの夜職でノルマがあるのは、お店側からすれば売り上げを安定的に確保するために必要なことです。しかし、だからといってきついことをそのまま我慢するのは、精神的にも身体的にもよくありません。
ノルマがないキャバクラ、他の水商売、昼職に転職するというのが、現実的に対応しやすい打開策です。
後悔のない転職になるよう、事前に必ずノルマの有無を調査した上で、確実な精神的ダメージを負う前に早めに転職活動を始めましょう。