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接客・販売職って実際どうなの?夜職から昼職転職時の疑問解決!
夜職から昼職への転職で困るのが、「どんな業界に転職できる?」という問題でしょう。
夜職からの転職先として多いのが、「接客・販売」です。夜職出身ならではのスキルや知識を生かせる仕事ではありますが、実際にはどんな仕事で、どれくらい続けられるのか、またどんな問題があるのか気になりますよね。
そこで今回は、接客・販売職に夜職から転職する場合の疑問と答えをセットでご紹介します。
夜職から接客・販売職への転職が多い理由

夜職女性は、本来性格が明るくて社交的だからこそ夜職を選んだという人もいれば、仕事の中で徐々に適性を身につけていったという人もいます。
どちらの場合にしても、仕事の中でコミュニケーションスキル、トークスキルを身につけていく人が多く、初対面の人とも距離を縮めることができるという大きなメリットがあります。
これらのスキルは、そのまま接客・販売職へ活かすことができるため、転職先としても即戦力として使いやすいのです。即戦力になりやすいということは、すなわち採用されやすいということです。
そもそも、夜職自体が接客業ですから、同業種転職ということで転職しやすいという背景もあります。接客や販売職の方の中に夜職出身者が多いということには、このような理由があるのです。
夜職から接客・販売職への転職は、実際のところどうなのか?

比較的夜職から転職しやすい昼職が接客・販売職ですが、夜職の経験が長い人にとっては、実際に働いたらどんな感じなのか、想像できずに不安に感じる人も多いでしょう。
そこでここでは、夜職から昼職の接客・販売職に転職する前に感じやすい疑問を挙げて、実際のところを解説していきます。
例えばどんな業界が転職しやすいの?
接客や販売という仕事は職種であって、どんな業界で働くかによって、労働環境がまったく異なります。夜職からの転職でおすすめなのは、「美容」「アパレル」でしょう。
脱毛エステサロンやまつげエクステ、化粧品専門店などでは、実際に多くの夜職出身女性が働いています。それは、夜職時代に自分自身がよく通っていたり、興味関心が強くて独自で研究・勉強したりする人が多いからです。
美容業界ならネイルやマッサージ、アパレルならドレス以外でも百貨店に入っているようなブランドのショップでも働くことができるでしょう。
給料は下がる?上がる?
昼職の接客・販売職に転職すると、給料が上がるか下がるかは、今のあなたのお給料によって異なります。ただ、残念ながらほとんどの人が給料が下がることが多いのも事実です。
接客・販売職は職種全体的に給与水準が高いとは言えず、多くのキャストは今もらっているお給料よりも下がってしまうでしょう。
しかし、上がる可能性もあります。それは、インセンティブ(成果報酬)がつく会社に転職できた場合です。自分が売り上げた金額に合わせて、歩合で報酬が出る場合には、夜職でもらっていたお給料よりも上がる可能性が出てきます。お給料を下げたくないという人は、このインセンティブがつく会社に転職するとよいでしょう。
休みは取りやすい?
接客も販売も、消費者個人を相手にするBtoCになりますから、休みは平日になったり、シフト制で自分が都合のよい日に休みを取ることになります。
シフト制の場合は、上司や先輩と休みが被らないようにすると、どうしても平日休みが多くなるかもしれません。
また、転職したばかりの頃は、新人ということで休みの希望を出しにくく、本当に休みたい日には休めないということもあります。
それでも、労働基準法で「使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。」決められています。(引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html)
転職してはじめのうちは休みが取りにくいと感じることが多いかもしれませんが、転職先の仕事に慣れて仕事ができるようになれば、休みの希望も出しやすくなるでしょう。
正社員で転職できる?
夜職から昼職の接客・販売職への転職は、比較的難しくないということは紹介してきました。ただ、最初から正社員で転職しやすいかと聞かれると、難しいでしょう。
新型コロナウイルスの影響もあり、接客や販売のように対人接触を伴う仕事はどこも影響を受けています。会社としても売り上げが下がっているのに、正社員で人材を雇用したいと考えるところは少なくなってきているのです。
ただ、アルバイトやパート、派遣など、正社員以外の非正規雇用であれば、今の時代でも求人はあります。非正規雇用で採用されてから勤務態度が良かったり、業績を上げたりすることによって正社員に登用される場合もあります。
つまり、最初から正社員で転職できる可能性は高くありませんが、働いているうちに正社員になれる可能性は低くないということです。
嬉しく感じることと、辛く感じることが知りたい!
これは、どのような業界で働くかによって少し違いはあります。しかし、共通する点もあるのです。
それは「ありがとう」と直接お客様から感謝していただけることでしょう。販売・接客業の特徴は、消費者と直接関わるところにあります。
自分がオススメした商品やサービスを気に入って、生活が豊かになった、綺麗になったなど、嬉しい報告をお客様から直接聞くことが出来ることは、仕事を続ける上での大きなやりがいになるでしょう。
一方で、辛く感じることもあります。夜職でも同様の経験をしたことがある方も多いと思いますが、クレームなどを直接お客様からぶつけられるということです。
良かれと思ってオススメした商品やサービスが、お客様にとっては合わなかったり、自分が思いもしない発言で責められたり、中には理不尽なクレームを入れてくるお客様もいます。販売・接客業の場合は、これらのクレームに直接対応しなければならない可能性が高いことは、多くの販売・接客スタッフが共通して持つ悩みでしょう。
続けやすい仕事?
同じ販売・接客業でも、続けやすいかどうかはいくつかのポイントによって分かれます。
1つめは、立ち仕事かどうかです。1日中立ちっぱなしで接客・販売する仕事の場合、単純に年齢とともに衰える体力によって、年々働きにくくなります。
2つめは、職場の人間関係です。美容やアパレル販売の場合、どうしても職場には同性の女性が多くなりがちです。女性が多い職場は、人間関係での揉め事が起こる可能性も高く、特に新人が入ってきたときに、お局社員から思いやりのないことを言われたり、されたりすることもあるでしょう。
3つめは、ノルマの多さです。最近はノルマのことを「目標」などと聞こえの良い言葉にして使用している企業も増えていますが、ノルマはノルマです。販売・接客の仕事には、これらのノルマが課せられることが一般的です。絶対に不可能だと思えるノルマでも、会社側は平気でスタッフにクリアするように課してきます。
このような3つのポイントは、どの販売・接客の仕事でもついて回ります。
ただ、企業によっては全く心配なかったり、ポイントの1つだけだったりと、働きやすさはこれらのポイントの強さによって変わってくると言えるでしょう。
まとめ:夜職から販売・接客の仕事へは転職しやすい!転職先を見学してから応募しよう

夜職から昼職の販売・接客の仕事に転職するのは、難しくありません。むしろ同業種転職ですから、転職するなら販売・接客の仕事は好都合とも言えます。
ただ、夜職から給与水準が下がったり、職場によってはノルマがきつかったり、人間関係に問題があったり、きつい立ち仕事だったりすることもあるでしょう。
転職しやすいからという理由で安易に転職先を選ぶのはやめましょう。接客・販売の仕事ができる業界は、不動産、飲食、アパレル、美容など幅広くあります。勢いで転職する前に、同じ職種でも自分にとって働きやすく、転職したことを後悔しないように、会社見学や説明会に積極的に参加してから応募するかどうかを決めましょう。
最近では新型コロナウイルスの影響で、会社見学や説明会をWeb上で行ってくれる会社も増えてきています。転職前の調査は多少時間をかけてでもしっかり行い、働きやすい販売・接客職へ転職しましょう。