シングルマザーは子どもがいる分、より多く稼がなければいけないにも関わらず、子どもをどこに、誰に預けて働くのかを気にしなければいけません。
実はそんなシングルマザーも、キャバクラで稼いでいる人はたくさんいます。
でも、キャバクラで働けばその間子どもはどうするのか…と考えると、昼職と比べてどんなメリット・デメリットがあるのか知っておきたいところです。
そこで今回は、シングルマザーがキャバクラで働く場合、昼職と比べてどんなメリット・デメリットがあるのか、キャバクラで働く場合の子育て方法について紹介します。
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シングルマザーでキャバクラで働いている人は、結構いる!

お客さんには内緒にしていることが多いのですが、実はシングルマザーでキャバクラで働いている人は少なくありません。
育児に時間も体力もかかるシングルマザーにとって、短時間でしっかり稼げるキャバクラでの仕事は理想的です。
厚生労働省の調査によると、離婚後に元配偶者から養育費を受け取っているのは、約20%だけでした。
つまり、およそ80%が養育費を支払われないまま、子育てをしていることになります。
養育費を払うという約束で離婚したにも関わらず、強制執行になるケースが少なく、最初の数ヶ月・数年は養育費が支払われるものの、あるタイミングからぱったりと振り込まれなくなるというケースが後を絶ちません。
元々昼職である程度稼いでいた女性は、「ひとり親控除」や「児童扶養手当」をうまく使って、転職することなく子育てする人がほとんどです。
しかし、元々は専業主婦だったり、配偶者の稼ぎがメインで女性は週数回のパートのみだった場合、いきなりシングルマザーになると生活に困ることになります。
そこで短時間でしっかり稼げるキャバ嬢の仕事が重宝されるのです。
結婚・出産が早かった女性の場合、シングルマザーになったタイミングでまだ20代前半であることも多く、夜職の中でもキャバクラを選ぶ人が多いという事情もあります。
シングルマザーは昼職とキャバクラどっちを選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットを紹介

シングルマザーは80%の人が養育費をあてにせず、自分の給料で子どもを育てていく必要があり、「どんな仕事で稼ぐか」という問題に直面します。
ここでは昼職とキャバクラ、どちらで働いていくかという視点から、それぞれの仕事がシングルマザーにとってもたらすメリット・デメリットを紹介します。
シングルマザーが昼職で働く場合のメリットとデメリット
ここで言う昼職とは、勤務時間が9:00-17:00など、朝から出勤して夜に退勤する仕事全般を指します。
昼職には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
昼職のメリット
シングルマザーだと、1人で部屋を借りなければいけませんが、昼職で特に正社員の場合は、賃貸の審査が通りやすく、問題なく部屋を借りられると言うメリットがあります。
同じ理由からクレジットカードも作りやすく、生活の基盤を整えやすいと言えるでしょう。
夜は子どもと一緒にいることができ、ご飯を作ってあげたり、一緒に寝たりと、「ともに生活している喜び」を実感できる点もメリットだと言えます。
学校の調査書にも堂々と職場の名前や仕事内容を明記することができ、何かの書類提出のたびに特に困ることがない点も、メリットになるでしょう。
- 賃貸・クレジットカードの審査が通りやすい
- 子供と一緒のルーティンで生活できる
昼職のデメリット
昼職で自分と子どもの分の生活費を稼ごうと思うと、フルタイム勤務は必須です。
休む暇もなく長時間勤務するため、中抜けもしにくく、子どもの学校行事(授業参観・PTA活動など)に参加できないシングルマザーもたくさんいます。
さらに給料のいい昼職なら問題ないのですが、薄給の昼職の場合は給料、控除、手当を使ってもなお生活が苦しくなる点がデメリットです。
子どもが大きくなるにつれて学費、部活に必要な諸経費、食費が膨らんでいき、出費が大きくなっていきます。
今の日本のようになかなか給料が上がらない中、出費だけが大きくなっていくため、生活水準を落として暮らすシングルマザーもたくさんいます。
また、フルタイム勤務の昼職で働く場合、子どもの学校行事に参加しにくいと言うデメリットもあります。
子育てに理解のある会社ならいいのですが、人手不足だったり、新人に厳しい体育会系の会社の場合、昼間に「授業参観があるので」「保育参観があって」「校外見学のお手伝いで」など、子どものための用事で会社を抜けることにいい顔をしないことがほとんどです。
子どものために働いているのに、我が子が楽しく参加する行事を見られないことは、昼職で働くシングルマザーにとって辛いと感じるでしょう。
- フルタイム勤務必須
- 薄給で生活が苦しくなる可能性
- 子供の学校行事などで中抜けしにくい
シングルマザーがキャバクラで働く場合のメリットとデメリット
ひとり親で子どもを育てていくためには、若い頃にたくさん稼いで教育費などをためておくためにキャバクラで働く人もいます。
シングルマザーがキャバクラで働くことには、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
キャバクラのメリット
シングルマザーがキャバクラで働くことのメリットは、とにかく短時間で効率的に稼ぐことができることでしょう。
キャバクラでの時給やバックはお店の立地やキャバ嬢のスキルなどによって様々ですが、時給3,000円と言う平均値で計算しても、月の収入は40万円を超えます。
昼職でここまで稼ぐには、学歴やスキル、長時間労働など多くのことが求められるでしょう。
また、昼間の時間帯はフリーになるため、子どもの学校行事にも参加しやすくなります。
15:00くらいに行われることが多い学校の授業参観などにも、きちんと睡眠をとってから参加することができ、我が子の成長を見守ることができるでしょう。
- 月収40万以上が見込める
- 学歴やスキル・長時間労働の必要がない
- 学校行事なども参加しやすい
キャバクラのデメリット
キャバクラは夜職のため、18:00から23:00くらいまでの間、子どもを誰かに見てもらわないといけません。
育児のために働いているのに、我が子の寝顔が見られず、一緒にお風呂に入ったり、夕飯を食べる時間が取れないのは、母親であるシングルマザーにとって大きなデメリットだと考える人が多いのです。
最近ではキャバクラの近くに未認可保育所・託児所が設置されていて、子どもをそこに預けてから出勤し、寝ている子どもを迎えに行って、抱っこでタクシーや車で帰宅するというシングルマザーも増えています。
親の協力が得られるシングルマザーは、実家に子どもを預けてから出勤し、親にご飯からお風呂までお願いする人もいます。
誰かの助けがあれば、このようなデメリットは乗り越えられます。
あとは、母親として子どもを育て上げる覚悟で、しっかりと仕事時間以外で子どもと向き合って育てていくことが必要です。
また、キャバクラで働く場合は「30代以降の仕事をどうするか考えないといけない」こともデメリットかもしれません。
昼職の場合、前職のスキルを活かして異なる昼職の会社に転職できますが、キャバクラには暗黙の年齢制限があります。
30代になってもキャバクラで働いている人はほとんどおらず、スナックに身を移したり、早いうちに昼職に転職する人が多いのです。
ずっとキャバクラ1本で稼ぐことができないことも、シングルマザーにとってデメリットになるでしょう。
- 18:00から23:00くらいまでの間は子供を見てもらう必要がある(改善策あり)
- 子供と同じルーティンで生活できない
- 30代以降の将来を考えなければならない
まとめ:シングルマザーがキャバクラで働く場合、30代以降のビジョンも考えておこう

20代前半から後半までは、シングルマザーがキャバクラで働くことによって、短時間で効率的に稼ぐことができ、子どもの教育費を貯めることができるのは、大きなメリットです。
しかし、30代以降どんな仕事をしてお金を稼いでいくのか考えなければならないデメリットもあります。
子どもはいつか大きくなり、あなたの元を離れるかもしれません。
そんなときでも自分の生活費に困らないくらい稼げる仕事を見つけておかないと、転職しにくい年齢になってから後悔する可能性があります。
キャバクラで働く場合は、必ず30代以降にどんな仕事で稼いでいくのか、いくつかの選択肢を考えておき、現在の子育てはもちろん、将来も経済的に困らないように準備をしておくことをお勧めします。