夜職から昼職への転職!転職前に準備しておくべきものとは?

夜職から昼職へ転職を考えている人の中には、転職後に職場で浮かないように、もしくは職場で必要とされる人材になるために、何を準備しておけばいいのか不安だという人も多いのではないでしょうか。

夜職から昼職に転職する人が、実際に転職するまでの間に準備しておくことで、転職後のそこで今回は、ビジネスライフが送りやすくなるもの、昼職職場に溶け込みやすくなるものについて紹介します。

どこがどんな風に違う?夜職から昼職に転職する人が持ちやすい不安

どこがどんな風に違う?夜職から昼職に転職する人が持ちやすい不安

夜職から初めて昼職に転職する人、久しぶりに昼職に復帰する人は、知らず知らずのうちに夜職特有のルールが身についていないかどうか、心配になっている人も多いでしょう。

そこでここでは、夜職から昼職に転職する前の女性が抱きやすい3つの不安について紹介します。

昼職転職前の不安1.昼職は夜職よりも仕事の拘束時間が長い

夜職は時給制のため、自分が好きな時間帯に、好きな分だけ働けばOKという人も多かったのではないでしょうか。中にはお店側から「最低でも週にこれくらいは出て」と言われていた人も多いかもしれませんが、基本的にはキャスト側の自由が利きやすい環境だった人が多いでしょう。

しかし、昼職の仕事はNHKや電通といった名だたる企業で残業過多で過労死が相次いだように、夜職のように好きな時間だけ働くという環境が整っていないのでは…と拘束時間の長さに不安を覚える人も多いでしょう。

確かに、昼職には雇用形態によって、労働時間の最低基準が決まっています。今まで1日に4時間だけ、5時間だけと決めて夜職として働いてきた人にとっては、慣れないうちは1日8時間労働というのは長く感じるのかもしれません。

昼職転職前の不安2.昼職の職場に何を着ていけばいいかわからない

夜職では、1度お店に行って面接を受け、1度でも体験入店すれば、そのお店でどのような服装が適しているのかがわかりやすいものです。それは、キャバクラやラウンジならドレス、ガールズバーなら制服がわりの決まったTシャツなど、労働時の服装がある程度決まっているからでしょう。

しかし、昼職の場合は業種・職種、あるいは企業によって、どのような服装が望ましいのかがかなり異なります。

制服があれば簡単ですが、制服がなく、デニム禁止、ジャケットは必須、スニーカーはなし、などの「暗黙の了解」「ローカルルール」とも言える独特の決まりごとがあったりします。

だからこそ、昼職に転職しても実際に何を着て出勤すればいいのかがわかりにくく、転職する前に不安に感じる女性が多いということです。

昼職転職前の不安3.夜職だった過去がバレないか不安

転職活動時にすでに現職(もしくは前職)が夜職だということを明かしている人は少ないでしょう。多くの元・夜職の女性は、「飲食業」「サービス業」などのアルバイトとして、夜職だったことをボカす傾向があります。

だからこそ、実際に働いてみると、ふとしたことで夜職だったことがバレるのではないかと不安になる人も多いでしょう。前の仕事について嘘をついて昼職に転職した場合、職歴を詐称したとして人事考課が落とされたり、そこまで行かなくとも職場でとたんに浮いてしまったりするかもしれません。

安心して転職するために!夜職から昼職に転職する前に準備しておきたいもの

安心して転職するために!夜職から昼職に転職する前に準備しておきたいもの

どうしたらここで紹介してきた3つの不安に悩まされず、気持ちよく昼職に転職できるのでしょうか。ここでは、不安なく昼職に転職するために準備しておくべきものについて紹介します。

8時間労働に耐えられるだけの体力と昼型の生活リズム

昼職で働く場合、労働時間は「労働基準法」という法律によって、1日8時間、週に40時間までと決められています。この時間は、もちろん上限であり、これ以下になることもあります。

しかし反対に、1日8時間は働くものと考えておく方が賢明です。

1日8時間以上働くとなれば、それに耐えられるだけの体力や集中力も必要になります。デスクワークでも、仕事と向き合うことで体力を消耗しますし、立ち仕事の場合でも身体的な疲労がたまりやすくなるでしょう。

朝から夕方・夜まで勤め上げるための体力をつけるために、生活リズムを昼型に戻しておく必要があります。生活の時間帯を昼型にすることで、体力の持続もしやすくなるでしょう。

ダークカラーのビジネススーツと足音の鳴りにくいパンプス

昼職への転職で、どんな服を用意すればいいか分からないという人は、まずスーツと靴をそろえましょう。

まだ転職活動前なら、転職活動と出勤初日には間違いなく活躍するアイテムがあります。それが、ダークカラーのビジネススーツと、コツコツと足音が鳴りにくいパンプスです。

ダークカラーとは、黒、紺、チャコールグレーなどを指します。転職用スーツなので、無地が鉄則のリクルートスーツとは違い、薄いストライプなど、多少の柄や模様は入っていても違和感はありません。

夜職でもヒールを履いていたから、そのまま夜職の靴で転職活動したり、出勤しようと考えている人は、やめておいた方がいいでしょう。夜職でよく履かれているヒールのある靴は、歩くときに「コツコツ」と音が鳴るものではないでしょうか。

しかし、ビジネスシーン、特に転職活動場面では、足音が鳴る靴はあまりふさわしくありません。できればヒール部分にゴムやシリコンがあしらわれていて、5cm程度のヒールで、足音があまり響かないタイプのパンプスを準備しておきましょう。こちらもスーツに合わせて、色は黒を選ぶのが無難です。

夜職だったことがバレても困らない履歴書づくり

もしもあなたが夜職だったことを隠して昼職に転職したい場合、普通に履歴書を書いていては、すぐに夜職の過去がバレてしまいます。

もちろん、転職後に後ろめたい気持ちを持たず働くには、夜職の過去をカミングアウトした方がいいかもしれません。ただ、採用する企業側としては、夜職だったかどうかをしつこく確認する間でもなく、察知する人も多いものです。

それでも夜職の過去を大々的に出したくない場合には、履歴書にお店の名前を出すのではなく、お店を経営している母体の会社名を書くようにしましょう。多くの店舗は、母体となる「○○商事」などの企業があります。店舗名を出すと夜職の過去が丸わかりですが、企業名なら想像しにくいものです。

大元の企業名のみ記載した履歴書を準備しておき、面接で仕事内容を聞かれたら、接客や来客対応と答えれば、虚偽にはなりません。

まとめ:安心して昼職に転職するために、必要な準備物を見直そう

昼職に転職するためには、準備しておいたほうが良い物があります。物質的には、ビジネススーツやパンプス、精神的には昼型の生活リズムです。そして履歴書で夜職だったことがバレたくない人は、バレにくいように工夫した履歴書も必要です。

今回記事の中で紹介しなかった「名刺ケース」は、職種によって必要となります。営業などで社外に出る機会の多い人は、特に名刺ケースを準備しておきましょう。事務職などで対外的な仕事が少ない人は、名刺ケースを準備しておかなくても大丈夫です。

転職前に物質面と精神面で今の自分に足りないものを見極め、きちんと準備してから転職活動を始めましょう。