水商売・キャバ嬢から昼職へ転職する際に確認しておくべき5つのこと

水商売やキャバ嬢かを続けていると、この先ずっと同じ仕事で生きていけるのか不安になり、昼職へ転職したいと考える人も多いでしょう。

しかし、水商売やキャバ嬢といった夜職から昼職に転職するためには、昼職から昼職へ転職するよりも多くのことを考え、準備しておく必要があります。

そこでこの記事では、水商売・キャバ嬢が昼職に転職する前に確認しておくべきことについて、5つ厳選して紹介します。

夜職から昼職への転職活動には事前準備が必要

夜職から昼職への転職活動には事前準備が必要

昼職から昼職へ転職する場合でも、異業種転職の場合はかなりの事前準備が必要です。異業種転職の場合は、次に転職する業界を選択するために、複数の業界を研究する必要があります。業界がある程度絞れたら、次は企業探し…というように、いくつかのプロセスを踏んでようやく転職に成功するのです。

水商売やキャバ嬢と同業種ということは、昼職では難しいため、必然的に異業種転職ということになります。

これまで働いてきた業種とは違う業種で活躍し、昼職への転職を成功させるためには、以下に紹介する5つのポイントについて、事前によく確認しておきましょう。

確認ポイント1.夜職のどんな知識・経験スキルが活かせるか考えておく

水商売やキャバ嬢から昼職に転職する場合に限らず、転職する際の基本的な確認ポイントとして、「前職の知識や経験、スキルを活かせるか」ということが挙げられます。

採用する企業側から見れば、前職でこんな経験をした、こういう知識を身に着けた…という実績を採用した後に企業で活かせる人を採用したいわけです。そのため、以下のように水商売やキャバ嬢が転職先で活かせるスキルをいくつか挙げておくとよいでしょう。

コミュニケーションスキルを活かせる

水商売やキャバ嬢で活躍してきた方は、初対面の人と打ち解けるためのコミュニケーションスキルを仕事の中で培ってきたことでしょう。企業では、営業職や受付・接客業をはじめとして、初対面のお客様といち早く打ち解けることができるスキルは歓迎されます。

初対面の人と打ち解けるだけではなく、既に信頼関係にあるお客様と会話を長続きさせて関係を良好に保つことにもコミュニケーションスキルが役立ちます。一般企業も夜職と同じように、人と関わらなければ仕事が成り立たない場合がほとんどです。

そのため、水商売やキャバ嬢のコミュニケーションスキルは、転職に役立てることができるでしょう。

交渉力を活かせる

水商売やキャバ嬢の仕事をしていると、お客様が「もうそろそろ(帰ろうかな)…」と言って席を立とうとするところを、延長に持ち込むために自然な交渉を行ったことがあるでしょう。

このような交渉力は、特に営業職で活かすことができます。顧客の細かな様子の変化にいち早く気が付き、1つでも多くの契約をとることにつなげることができるでしょう。

正しい日本語マナーを活かせる

水商売やキャバ嬢を続けていると、年上・目上のお客様と会話をする際、ひときわ言葉遣いに気を付けていたという方も多いのではないでしょうか。

心理的距離を近く感じさせるために、年下や同年代のお客様にはタメ口を使うことがあっても、やはり接客マナーとして年上・目上の方には敬語を使い分けるのがプロフェッショナル。夜職で身に着けた正しい日本語マナーは、昼職でももちろん大きな武器になります。

実際の業務を開始する前段階の転職活動の際にも、応募書類の作成、面接と、正しい言葉遣いが役立つでしょう。

確認ポイント2.前職が夜職だということを言うか、言わないか

前職が夜職だということを言うか、言わないか

水商売やキャバ嬢から昼職に転職する際、最も気になるのが、前職の夜職についてカミングアウトするかどうかということでしょう。

ここでは、カミングアウトする場合と、しない場合の確認ポイントについて紹介します。

前職が夜職だとカミングアウトする場合

最も法的に問題が起こりにくいのは、転職前に履歴書や口頭で前職について正直に話すことです。ただし、前職が夜職だとカミングアウトしてしまうことで、採用されにくくなる可能性はあります。もちろん職業に貴賎なしですから、前職が水商売やキャバ嬢だからという理由で不採用にすることは、あってはならないことです。

しかし、採用サイドの中には保守的な考えの人もいて、正直にカミングアウトすると裏目に出ることがあるのです。

それでも、中には正直に話したことに好感を持って、採用するという企業もあります。どちらに転ぶかは、転職先の社風や、採用担当者の水商売に対する考え方次第ということになるでしょう。

前職が夜職だとカミングアウトしないで隠す場合

水商売やキャバ嬢として働いていたことを隠す場合には、履歴書や転職面接の際に「嘘をつく」まではいかなくとも、「はっきり言わずに濁す」ようにする必要はあるでしょう。

「以前はどのような仕事をされていましたか?」と転職面接で質問されたら、「キャバ嬢です」「水商売です」とハッキリ明言する必要はありません。このような場合は、「接客業です」「飲食サービス業です」と答えるようにしましょう。

嘘をついているわけではなく、水商売やキャバ嬢だったことをぼやかしているだけです。下手に嘘をつくと、嘘の上塗りをしなければならなくなるため、おすすめできません。

確認ポイント3.適正を考えてまったく新しい職種にチャレンジする

水商売やキャバ嬢から昼職への転職を検討している方の中には、「夜職がとにかく肌に合わなかった」という方もいらっしゃるでしょう。

そもそも人見知りで、面識のない人を話すことが苦痛だという方もいれば、体質的にお酒がまったく合わず、お酒を飲むことが苦痛だから…あるいは生活リズムの不調によって体調不良が続き、転職するという方も多いはずです。

このように、「なぜ水商売やキャバ嬢をやめようと思ったのか」という点に着目し、その原因が今度こそ再現されない仕事に転職することで、転職成功の道が見えてくるでしょう。

人見知りで夜職を辞める場合

収入面で恵まれているという理由で夜職を始めたのはいいものの、元々の性格的に人見知りで、出勤前は必ず辛い気持ちになるから、転職を考えている方は少なくないでしょう。

人見知りまでいかなくとも、まったく興味の持てない話に相槌を打ったり、中にはお客様からの言葉で傷ついたりして、接客自体がイヤになったという方もいるはずです。

人見知りの性格や、お客様との会話自体が辛くて昼職に転職する場合は、事務職のように他者との接点が比較的少ない仕事がおすすめです。もちろん、事務職でも電話応対、来客対応、他部署間の連絡・調整など、人とのコミュニケーションを避けることは難しいでしょう。

しかし、営業職や接客業に比べると、かなり少なくて済みます。その代わり、デスクワークがメインとなるため、事前に必要な資格や検定があれば、夜職をしながら取得しておく必要があるでしょう。

生活リズムの不調で夜職を辞める場合

夜職の職場にもよりますが、夜中と言わず、朝方まで勤務するという方も多いものです。そうなると、眠りにつくのは日が昇ってからで、昼すぎから夕方にかけて起床するという昼夜逆転の生活を送ることになります。

人間は、生活リズムが崩れると、交感神経と副交感神経といった自律神経をうまく切り替えることができなくなる傾向があります。夜型の生活リズムが体に合わなくなると、体調不良を引き起こす方も少なくありません。

このような理由で水商売やキャバ嬢を辞めて昼職に転職を考えている場合は、必ず夜勤のない仕事に転職するようにしましょう。

一般企業ではホテル・旅館業以外はあまり夜勤という勤務時間はありませんが、福祉系の仕事に転職する場合、施設によって夜勤が発生することがあります。

昼職に転職する際、人材不足で採用されやすいという理由で、介護福祉士を取得して介護系の仕事に転職する方もいますが、特別養護老人ホームやグループホームに転職すると、もれなく夜勤が発生するのです。

せっかく生活リズムを整えるために昼職に転職しても、夜勤がたびたびあれば、また夜職の時と同じような問題が発生する可能性があります。転職後に、生活リズムを整えやすくするためにも、夜勤が発生する可能性のあるホテル・旅館業、福祉サービスは避けたほうがよいでしょう。

確認ポイント4.業界研究→企業研究の順で転職先を探す

業界研究→企業研究の順で転職先を探す

もともと昼職をしていて、途中から夜職に転職して今に至る方もいれば、最初から夜職として勤務し続けている方もいらっしゃるでしょう。

昼職に就いたことがなく、初めて昼職に転職するという方は、そもそも自分に合った求人に出会うための方法が分からなくて不安だという方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、転職先を探す際にやるべきことについて紹介します。

業界研究をして、自分に合う業界を探す

転職活動自体が初めてだという方の場合、夜職以外の仕事について十分に下調べをしておく必要があります。最も大きな枠組みは、「業種(どの業界で働くか)」です。

金融、福祉・教育、製造、IT・通信、メーカー、インターネット、広告、商社、医療、建設、人材サービス、小売、美容、官公庁・公社など、世の中には非常に多くの業界があります。

その中で、どの業界に転職すればよいか、あるいは転職したいか目星をつけておきましょう。

業界がたくさんありすぎて迷う、自分にどの業界が合うのか分からない…という方は、転職エージェントを利用して適性を把握するという方法もあります。

見つけた業界の中で、自分に合う職種を探す

上記で紹介した業界について、ある程度自分自身の中で目星をつけたら、今度は自分に合う職種が何なのか、よく考えてみましょう。

もちろん、一番望ましいのは水商売やキャバ嬢で得た知識、経験、スキルが活かせる職種です。

たとえば営業職や販売・サービス職は、水商売やキャバ嬢の経験や、コミュニケーションスキルを活かしやすい職種でしょう。

しかし、上記以外にも、事務職、企画・管理職、専門職(金融系、医療系)、技術職(システムエンジニア、機械・電気、食品、化学等)といった職種があります。

水商売やキャバ嬢のキャリアが活かせなくても、20代、30代も前半なら未経験での異業種転職が可能なものもあるため、まずは自分が何をしたいのか、何に向いているのかに焦点をあてて考えてみましょう。

自分に合う業界、職種の中で、求める条件とマッチする企業を研究する

最後に忘れてはならないのが「企業研究」です。今の夜職勤務先の店舗を選ぶ時も、いくつかの店舗と比較して選んだという方もいらっしゃるでしょう。昼職で転職先を探す際にも、同じ業種・職種の中でもどこの企業が最も自分の求める条件にマッチするのか、よく検討する必要があります。

たとえば保険の営業職に転職を考えている場合で、より給料のいいことが条件の場合、保険会社間の待遇に差に着目しましょう。もっと深堀すると、各保険会社の業績を見て、今後より成長性の高い保険会社を選ぶという方法もあります。

企業研究というと難しく聞こえますが、転職しようとしている企業がどのような企業なのかを詳しく調べるということです。待遇の他にも社風や社員間の人間関係など、こだわりのある条件についてはとことん調べてみましょう。

社内の人間関係や、建前ではなく本当の社風を知りたい場合、結局は実際に転職してみないとよくわからない部分もたくさんあります。

そのような場合は、転職エージェントを使うとよいでしょう。転職エージェントは企業の採用担当者とのつながりがあるため、より実際の情報を引き出しやすいのです。昼職に転職したことを後悔しないためにも、実際の会社事情についてはよく確認しておきましょう。

確認ポイント5.休みや勤務時間の実態を把握する

休みや勤務時間の実態を把握する

水商売やキャバ嬢の場合、勤務時間や出勤日は、かなり融通がきいたという方が多いのではないでしょうか。稼ぎたい人はたくさん働き、ほどほどでよいという人は休みを多く入れるというように、働き方についてはフルタイムの昼職と比較しても自由な場合が多いでしょう。

しかし、フルタイムの昼職に転職を考えている場合は、休日や勤務時間が就業規則によって制限されており、勤怠管理としてタイムカードやICカードで厳しくチェックされることが多いものです。

最近は働き方改革の推進によって、時間外労働や休日出勤については配慮されることが多くなってきましたが、それでも夜職のような自由度ではありません。

求人票には「週休2日」とあっても、それが本当に守られているのかどうか。勤務時間が「実働8時間」とあっても、本当に8時間で退勤できるのかどうか。

上記について、昼職に転職する前によく確認しておく必要があります。その際には、SNSなどのソーシャルメディアで会社の口コミを見るという方法があります。実際にその会社で働いている人の投稿を見ることで、求人票の情報が真実なのかどうかを見極めることができるでしょう。

まとめ:給与は下がる可能性あり、生活を充実させるためにも自分のやりたいことを再確認しよう

転職するからには待遇がよくなくては…と考える方も多いかもしれません。

しかし、時給2,000円~5,000円で働いていた水商売やキャバ嬢が昼職に転職する場合、よほどの難関資格や昼職の実績がなければ、今よりも好待遇になるケースはまれです。

昼職への転職を考えているという方は、待遇面だけではなく、福利厚生、生活面(生活リズムが昼に切り替わる)など、「どう生きるか」という視点から次の転職先を選ぶことも重要です。

もちろん、生活のための仕事ですから、給与がいいことに越したことはありません。だからこそ、求人票の情報が会社の実態を一致しているのかどうか、よく確認しましょう。そして、転職してよかったと感じられるよう、自分自身が何をしたいのかだけではなく、何に向いているのかについて、広い視野で見直すようにしましょう。

自分だけでは適性がわからない、応募書類の作成に自信がないという場合は、転職エージェントを利用し、適性の見直し、そして応募書類に抜けや漏れがないかどうかチェックしてもらうとよいでしょう。