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夜職から昼職への転職!受付の仕事内容とは?
女性の昼職の花形とも言えるのが『受付』です。『企業の顔』とも比喩されるくらい企業にとって大切な存在であり、女性も憧れる職種でもあります。
しかし、花形である職種だからこそ「夜職で働いていた自分には向いていないのではないか…」や「どうせ雇われることなんてない…」と感じている人も多いです。
でも、実際はそんなことありません。むしろ夜職を経験してきたからこそ受付という仕事に向いているのです。
今回の記事では、受付がどのような仕事をしているのか、そして何故受付の仕事が向いているのが解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
受付の基本的な仕事内容

一言に『受付』と言っても、どの業界の受付かによって仕事内容は大きく変わってきます。しかし、基本的には以下のような仕事をするので参考にしてみてください。
・来客者の対応
出迎え、取り次ぎ、施設内への案内
・スケジュール管理
来場者、社内スタッフのスケジュール管理
・電話応対
受付やお問い合わせの電話対応
・データ入力、資料作成
ワード・エクセルを使用した数字管理、資料作成
・会議室の予約
会議室の管理、予約対応
・荷物の運び出し
宅配物や書類などの荷物の運びだし
・清掃、庶務業務
企業内の清掃・整理整頓など
最も分かりやすのは、企業を訪れた来客者への応対や案内です。普通の企業や病院、さまざまな施設で一番最初に接するのが受付になります。
『何をしに訪れたのか』、『誰と会う約束をしているのか』、『何時に予約していたのか』などを受付に伝えることで、円滑に事が進んでいくのです。
しかし、仕事はそれだけではありません。来客者や予定などがない場合は、事務作業をすることがほとんどです。
会議が行われる予定であれば会議室の準備、個人的に話し合いをするのであれば応接室の準備、これから誰が訪れるのかなどのスケジュール確認などです。
ほとんどの事務作業をパソコン操作で行います。そのため、接客スキルだけでなく事務作業のスキルも求められることが多いのです。受付に転職することを視野に入れているのであれば、パソコンの基本操作ができるように勉強しておくと良いでしょう。
接客は経験しているので問題ありませんが、言葉遣いなどに気を付けると良いです。
受付の種類によってこんなにも仕事内容が違う
受付という職種を必要としている企業や業界は多くあります。求人も無くなることはないでしょう。
しかし、働く企業や業種によってやることも雰囲気も全然違います。自分に合った仕事、自分でもできる仕事を見つけなくてはいけません。
ここからは、主に受付が必要となる業種毎の仕事内容を解説していきます。
企業の窓口受付

受付のイメージで最も強いのが企業の窓口受付だと思います。来店、来社してくださったお客様に対応するのが主な仕事です。『誰が何時に何しに来たのか』などの来場手続き、担当社員への連絡から取り次ぎ、場所の案内などを行います。
お客様が一番最初に伺う場所でもあるので、『企業の顔』と比喩されることもあります。企業としてのイメージを崩さないため、評価を落とさないためには社会人としてのビジネスマナーと迅速な対応力が必要になってきます。
仕事は受付業務だけでなく、空いた時間があれば事務作業をすることもあります。そのため、最低限のPCスキルが必要になることも多いです。
実際に働く前に、ある程度のPC操作ができるようになっておきましょう。
病院・クリニックの受付

来院してきた患者さんの対応が主な業務です。どういった症状が出ているのか、担当の先生などはいるのか、初めて来院する患者さんであれば問診票の記入をお願いしたり、保険証を預かって対応することもあります。
手続きが完了すれば、受診科の案内や道順などを教えたりします。
仕事に慣れてくれば、診察券の新規発行だけでなくカルテの作成を任されるようになる場合もあります。受付としてのビジネスマナーは大切なのですが、それよりも大事なのが患者さんに寄り添う心です。
来院する人のほとんどは体調が悪いです。不安にならないように、安心感を与えられるようなホスピタリティを念頭に置いた対応が必要になります。
エステ・サロンの受付

来店してくださったお客様の対応が主な仕事です。問い合わせの対応、予約・取消の対応、施術後の会計、今後の来店の相談などを行います。
基本的には病院の受付と同じような業務が多いのですが、大きく異なる点が一つだけあります。
エステやサロンに訪れる方のほとんどが、『理想の自分になりたい』や『綺麗・可愛くなりたい』という気持ちです。そのため、受付の人も清潔な身だしなみやメイクをしなくてはいけません。
受付に不潔感があると不安になってしまうからです。
受付の仕事に資格や経験はいるの?

企業の顔として最も多くの人と関わるのが『受付』という仕事です。そのため、資格や経験が必須条件だと感じます。
しかし、一般的に受付として働くのに必要な資格はないのです。そういった事情もあってか、受付全体を見ても『未経験可』としている企業も多く見受けられます。
スキルに関しても、持っていることに越したことはありませんが、実際に働くことで身に付くスキルの方が多いこともあるのです。そのため、受付は事務職デビューとしては非常に入りやすいと言えます。
もちろん、転職に有利となるスキルはあります。自分をアピールする大切な材料ですので、できるだけ習得しておきましょう。では、どういったスキルが役に立つのか紹介します。
基本的なパソコン操作
今の時代、仕事をする上で必須とも言えるのが『パソコン』です。最初の方にも書きましたが、事務作業する際には基本的にパソコンを利用しますし、会議などのプレゼンなどでもパソコンを使うことがほとんどでしょう。
来客などがなければ事務作業することもあります。来客の管理などもパソコンを使うことが多いでしょう。そのため、基本的なパソコン操作とソフトの操作ができると強みになります。
接客スキル
受付のメイン業務は対人対応です。人と会話すること、人を丁寧に案内する能力が求められます。来客者を気持ちよく迎えるのが基本なのです。これは人との関わりを重視する夜職にも通じるものがあります。
相手が楽しんでもらうためには何をすべきなのかを考え続けた経験は役に立つでしょう。
そのため、夜職で接客してきたことをアピールポイントとして伝えるようにしてください。
接客する際にどのような点に気を付けていたのか、相手の反応はどうだったのか、そのスキルをどのような形で活かすことができるのかなどを実体験を含めながら伝えていきましょう。
夜職での経験は恥ずかしいことではありません。自分の大切な一部なのです。
電話対応が苦じゃない
受付は対面だけの対応だけではありません。メールでの問い合わせもありますし、電話での直接対応も任せられます。
メールに関してはパソコンスキルが必要ですが、電話対応に関しては慣れが必要です。対面での対応は得意だが電話での対応は苦手という人も多く、それでは受付としてやっていくのは難しいです。
コールセンターなどでの経験があれば問題ありませんが、どうしても苦手な場合は誰かと練習しておいた方が良いでしょう。
受け答えだけでなく、言葉遣いや上司への受け渡し方法などをしっかりと頭に入れておいてください。電話対応に問題がないというは大きなアピールポイントになります。
夜職の人は受付が向いている
受付の仕事には、接客スキルだけでなく『企業の顔』としての身だしなみが必要になってきます。接客スキルは夜職において必要不可欠ですので、経験も含めてスキルとして持っているでしょう。
そして、身だしなみに関しても夜職に勤めていたのは強みになります。夜職というのは、自分磨きをしなくては人気になれません。
オシャレや美容のことには人一倍敏感です。一般人と比べても見た目に気を使っていることでしょう。このように、普段から身だしなみをしっかりとする習慣が身に付いているのは大きなポイントです。
内面も大切な要素になりますが、外見もしっかりと見られていることを頭に入れておきましょう。
給料は平均的

夜職から昼職に転職する際に、どうしても問題になってくるのが『給料』です。昼職でも時給や月給が高い職種もありますし、インセンティブ制度を取り入れているのであれば、努力次第で大きく稼ぐことができます。
そういった点において、受付の給料は高くもなければ安くもない、よく言えば平均的です。
受付の仕事の平均時給は『約984円(アルバイト・パート)』、『1,180円(派遣社員)』が相場となっています。夜職と比べると安いと感じるかもしれませんが、昼職の中では平均的な給料です。
正社員であれば、平均年収が約319万円となっており、初任給は19万円前後が相場になっています。
生活する分には問題ないくらいの給料は支給されます。
しかし、夜職の給料とのギャップに少し驚いてしまうかもしれません。もし受付として働くことになったのであれば、働き始める前から金銭感覚を戻しておく必要があります。自分に合った生活水準を把握しておきましょう。
受付に転職するなら事前に準備しておこう
受付の仕事は女性の花形とも言える職種です。そのため人気も高く、条件が良かったり大手企業であればすぐにでも求人は無くなってしまうでしょう。
そういったチャンスを逃さないためにも、求人のチェックは定期的にすること、そして身に付けられるスキルがあれば取得する努力をしておきましょう。
そういったものが転職成功に繋がるのです。