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夜職から昼職への転職!平日休みやシフト制の職種や業種は?
夜職から昼職への転職を考えている方の中には、休みが自由に選べる仕事を希望している方も多いでしょう。平日休みはどのお店も土日より空いていて、病院や銀行などの用事足しにも便利ですよね。
そこで今回は、平日休みや、シフト制で働ける昼職の職種や業種について紹介します。
平日休みのメリットとデメリット

夜職の場合、曜日に関係なく働いているという方も多いでしょう。実は平日休みには、今感じているメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、平日休みのメリットとデメリットの両方についてご紹介しましょう。
平日休みのメリット
平日が休みの場合、行動するのが非常に楽で効率的というメリットがあります。
具体的には、飲食店や百貨店、ショッピングモールやスーパーなど、多くのお店は土日よりも空いていて、利用しやすいでしょう。飲食店では「平日限定ランチ」などの嬉しいサービスを受けることもでき、経済的にもメリットを得ることができます。
また、自分自身や家族が病院にかかる際にも、土日は開いていない病院に行くことができます。脱毛サロンやエステ、美容室に通うにしても、土日よりも予約が取りやすく、「平日限定サービス」のように特典がついているところもたくさんあるでしょう。
将来的に子どもができた場合、子どもの授業参観や親子遠足のような平日に行われる行事にも参加しやすくなり、PTAなどの活動にも参加しやすくなるでしょう。
平日休みのデメリット
平日休みの仕事には、デメリットもあります。
一般的にシフト制ではない仕事の多くが、週休二日で土日が休みであり、そのような土日休みの仕事をしている夫や友達と予定を合わせにくいというデメリットです。
今はコロナ禍で旅行を控えている方も多いと思われますが、旅行の計画を立てるにも、自分以外のメンバーはみんな休みなのに、自分だけ仕事…というケースも出てくるでしょう。
友達だけではありません。将来的にあなたに子どもができた時、子どもの休みとも合わせにくくなり、親子で過ごす時間が持てないというデメリットもあります。
運動会や作品展などの主な学校行事は、土日に行われるため、このような土日に開催される行事にも参加しにくくなるでしょう。
ただ、平日休みに限定される仕事ではなく、シフト制で土日にも休みが選べる仕事であれば、このようなデメリットは感じにくいでしょう。
やっぱり平日休みがいい!平日休みやシフト制の職種や業種

多くの仕事は土日休みですが、やっぱり平日休みがいい!という方に、平日休みやシフト制で休みの曜日が選べる職種や業種について紹介します。
平日休みやシフト制の仕事を狙うなら、BtoCがオススメ
仕事にはたくさんの種類がありますが、大きく分けてBtoB(企業同士が取引・契約する)と、B toC(企業と消費者が直接取引・契約・売買する)があります。
BtoCの仕事の場合、会社は多くの消費者を相手に販売・契約締結を結ぶことになりますから、消費者の多くが土日休みであるのに合わせて、土日は仕事になるケースが多いのです。
土日は働くということは、休みは平日になります。
つまり、平日休みの仕事を狙うなら、その会社が相手にするのが企業ではなく、消費者である会社を選べばよいのです。
飲食・アパレルなどの接客業
飲食店のホールや、ファッションビル・百貨店のようなアパレルショップは、土日に顧客が増えることもあり、ほとんどの場合は平日休みかシフト制になっています。
飲食店の場合はホールだけではなく、キッチンも同じように平日休みかシフト制が多いでしょう。
ショッピングモールに入っているような飲食店やアパレルショップは、平日よりも土日が書き入れ時です。そのため、土日にシフトに入ろうとする人は時給が高くなるなど、優遇されたり、採用されやすくなる傾向があります。
あまりにも客の入りが多い店舗の場合は、たまに「土日に休みたいな」と思っても、管理職にも「土日要員」として認識されているため、土日に休みが取れないというケースもあるため、応募する際には注意しましょう。
住宅メーカーなどの営業職
よくテレビCMや新聞のチラシにも入っているのは、住宅展示場で行われているイベントのお知らせです。あのようなイベントは、住宅メーカーが住宅販売を促進するために行っているものであり、前述したBtoBに該当します。
土日が休みの家族を狙って、憧れのマイホーム購入の契約を取る仕事ですが、住宅はご存知の通り生涯で最も高い買い物になることが多いほど、顧客単価の高い仕事です。
そのため、夜職から転職した後も、収入を落とさないどころか、あげることもできる数少ない仕事のうちの一つです。
ただ、住宅を購入するまでには長い期間がかかることもあり、またそう簡単に契約が取れる仕事ではないため、営業スキルに自信のある方にこそオススメします。
エステやマツエクサロンのような美容関連
夜職の仕事をしていると、美容関連に対する知識や興味関心が高まる人も多いのではないでしょうか。せっかく昼職に転職するなら、今ある知識を活かせる仕事に転職するのが効率的ですよね。
美容の知識やスキルがあるなら、エステやマツエクサロンのような美容関連職がオススメです。ビューティサロン系も、土日休みの顧客に合わせて土日に勤務することが多いからです。
好きなことの知識やスキルが活かせて、平日休みという要望も通る仕事のため、夜職から昼よくに転職しようと考えている人は検討してみる価値があるでしょう。
荷物の配達などの物流業
2020年現在、人手不足の業界となっているのが運輸・郵便業です。
しかし、食品や日用品など、人々の暮らしに物流は欠かせません。具体的には、商品をトラックで運び届ける仕事です。
物流には土曜も日曜も関係ないため、シフト制になっていることがほとんどです。夜職の人間関係に嫌気がさして転職を考えているという方にも物流はオススメの転職先です。配送センターで荷物を回収したら、あとはトラックなどに1人で乗り込み、黙々と荷物を配達します。
運転中は好きな音楽を聴くことができて、シフトの調整もしやすいため、平日休みの他に土日休みの日もほしいという人におすすめです。
不動産管理会社の営業・事務職
不動産管理会社は、土日休みでアパートやマンションを探したい人や、事務所を借りたい会社窓口の人を相手に、空部屋や空テナントを案内しています。
もちろん平日に来店されるお客様も少なくありませんが、多くは土日に来店して契約していくものです。
そのため、お客様が多く来店する土日は仕事であることが多いという特徴があります。具体的には、お客様の要望(間取り、立地、家賃など)に応じて空部屋や空テナントを紹介するというものです。
土日が仕事になることが多いため、休みは平日であることが多い仕事です。しかも、夜職で培ってきたコミュニケーションスキルや、トークスキルを活かすことができ、未経験からの転職先としても間口が広いという特徴があります。
平日休みがいいなら、BtoBや病院・役所関連は避けよう

夜職から昼職へ転職する際、安定や夜職にはなかった要素を求めて、お堅い業界に転職希望する方もいます。たとえば病院やクリニックの受付、資格を取って調剤薬局などで働きたいと考える方も少なくありません。
しかし、病院やクリニックは、規模が大きけば大きいほど土日は休診であることが多く、しかも人手不足により平日休みをとることが難しい仕事でもあります。
また、勤務先の企業が相手にするお客様が、個人ではなく企業である場合、つまりBtoBの場合でも、土日祝日は休みのことが多くなります。カレンダー通りに動く企業に対して商売する会社は、同じようにカレンダー通りの休みをとるからです。
学生時代に勉強ができたから、親が堅い職業に転職して欲しがっているからなどの理由で、地方公務員試験を受ける方も稀にいらっしゃいますが、こちらも同じように平日に役所が多忙を極めることもあり、土日に休みをとるのは難しくなります。
平日休みの昼職へ転職を希望されるのであれば、まずは転職先の取引相手が企業なのか、個人(消費者)なのかをよく確認しましょう。
まとめ:平日休みの仕事の中にはブラックも!応募前によく企業研究しておこう
平日休みの場合、外食や買い物、宿泊などで平日限定のサービスを受けられたり、病院や役所関連の用事を足しやすいという大きなメリットがあります。
平日休みや、シフト制で平日休みが選択できるという場合、会社のタイプとしてはお客様が消費者個人であるBtoC企業が多くなるでしょう。
ただし、BtoCで平日休みが取りやすいから、という理由だけで転職先を決めてしまうのはやめましょう。なぜなら、BtoC企業の中には、いわゆるブラック企業も多いからです。
消費者個人を相手にしていることから、クレーム対応を店員に丸投げしたり、人手が足りなくてサービス残業が当たり前になっていたり、ノルマが信じられないほどきついという企業も実際にあります。
せっかく夜職から転職したのに、しかも平日休みの仕事なのに、またすぐに転職しなければならなくなる可能性もあるのです。
転職前に、必ず休みの形態だけではなく、時間外労働がどれくらいあるのか、また可能であれば離職率(どれくらいの確率で従業員が辞めていっているのか)がわかると、ブラックかどうかの判別がある程度できます。
いくつか平日休みの企業をピックアップしたら、この2つの点をクリアした企業をさらによく調べ、仕事の中身や福利厚生などで納得がいった会社に応募することをおすすめします。